子育てを終え次の生きがいを仕事に。医療事務からドラッグストアまで。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 医療事務
- 職種
- 医療事務
- 従業員規模
- 100~150名
- 年収
- 300万円
転職後
- 職業
- ドラッグストア店
- 職種
- 接客
- 従業員規模
- 15名
- 年収
- 150万円
目次
さわこさんの転職ストーリー
1これまでの私
これまでは「子供」が生きがい。そしてこれからは「仕事」を生きがいに。
私は夫と子供が二人います。
結婚してすぐに仕事をやめて、一時は主婦業をしており、子供が大きくなってから医療事務の仕事を始めました。
一時期は子育てに力を入れて、まさに「教育ママ」と呼ばれるタイプの人間で笑。
子供のために部活の送り迎えをしたりなどして熱心でした。でも、子供が親の手を離れたときに突然すごく寂しくなりました。
今まで、どれだけ自分が子供を生きがいに生きてきたかを痛感し、戸惑いました。
- 私
-
「このまま家に一生いるのは嫌だ、何か手に職をつけて仕事を始めよう」
と、一大決心したのです。
そのような経緯で見つけたのが、「医療事務」の仕事でした。
あわせて読みたい
- 医療事務に未経験から転職するには?必要なスキル・キャリアパス・転職成功のポイント3点
- 医療事務は未経験からチャレンジ可能ということもあり、求人の多くが高倍率となりやすい傾向があります。この記事では、「未経験から医療事務の仕事に就きたい」という方向けに、医療事務の仕事内容、求められるスキル、準備するポイント、そしておすすめの転職サービスを説明しています。 ...
資格は思ったより簡単に取得することができて、この職業に就きました。
それからは長らく医療事務員として働いて。
つまり、私は子育てが終わってから、「仕事」を生きがいにしたのです。
2転職のきっかけ
「しばらく隠居するわぁ」
せっかく働きだした職場でしたが、48歳になって、
- 私
-
(辞めよう、…いや、辞めたほうが良い)
と思うようになりました。
私は医療事務の仕事に変わらず生きがいを感じられていましたが、段々年齢を重ねていくと同時に頭の働きが悪くなったのです。
──仕事の量は同じはずなのに、以前と同じように仕事をこなせない。
昔のようにテキパキと効率重視に働くことが困難になってきたのです。それはときに、一緒に働く同僚たちに迷惑をかけることにも繋がりました。
- 私
-
(そろそろ自分はこの仕事をやめるべきなのではないか)
と、考えるようになったのです。
この職場では大変お世話になってきて、一緒に働く方たちにも良くしてもらいました。
仕事ができなくなってきた以上、忙しい職場に迷惑をかけるのも申し訳ないと思い、ひっそりと仕事を辞めようと決めました。
職場の方には
- 私
-
「しばらく隠居するわぁ」
と冗談を言いながら、私は職場から去るにしました。
3転職中
とはいえ、実際に隠居する気はみじんもなく。
退職はしましたが、実際に隠居するつもりは少しもありませんでした。
家でのんびりする生活は自分の性に合わないと思っていましたし。
当然のように、私は再就職先を探し始めました。
でもこの年齢(48歳)での転職となるとそう簡単ではありませんでした。…というか、大変困難な目に遭いました。
最初はハローワークなどを中心に職場を探していたのですが、良さそうな職場は全く見つからず。
このままでは決まらないと思い、知人や友人にも声をかけて、「いい仕事があれば紹介してくれるように」と頼みました。
転職活動を始めてだいぶ経ってのある朝、知人から電話があり、私はその知人の娘さんが勤めているドラッグストアでのお仕事を紹介されました。
丁度そのドラッグストアで職員を募集していたのです。
私は喜んで面接を受けに行きました。結果、無事採用となりまして。
私の年齢でもいいから来てほしいという職場があったことは、本当にありがたく思いました。
4転職後
年代の壁。居心地の悪さ。──それもまた、一つの試練。
転職後の新しい職場での悩みですか?
そうですね…人間関係の悩みは、ありますね。
特にこれと言って問題がある人物がいるというわけではないのですが、同じレジで働く人たちが思いのほか若くて。
やはりジェネレーションギャップのようなものがあり、会話が噛み合わなかったり、話に詰まることがあります。
これに関してはどうにかしていきたいなと思っております。
職場は20代くらいの若者が中心で、私のような年齢の者は他にいないので。少しだけ、居心地の悪さを感じることもあります。
ですが、こういった悩みもまた、一つの試練なのでしょう。
なにせ、せっかくやっと就けた職場ですから。どうにか乗り越えたいですね。
仕事もレジの会計だけではなく、品出しなどの売り場の管理やPOPを作ることもあって、今は新たな仕事への意欲が漲っています。
大変だけども、「新たに一から」の気持ちで、頑張っています。
5その後、どうなったか。
「人に親切にしていくこと」を第一の目標に。
今回の転職で、「40代後半で転職することの難しさ」をしみじみと感じました。
難しいとは分かっていましたが、ここまでとは思いませんでした。
医療事務の職場に就いたときは、これでもまだすんなりと採用してもらえました。
だから今回も大丈夫だと思っていたのです。
でも今回の転職は40代後半ということで大変難しかったです。
しかし知り合いの助けがあって新たな仕事場を見つけることができて、──この年代の転職では「周りの人の助け」というのは非常に大きいんだなと感じました。
実は私は人に頼ることが苦手でして。最初はなかなか人に頼めなかったのです。
でも、もはやそんなことは言ってられないと思って知人や友人を頼ったら、このような職場に恵まれました。
こういう風に今までの自分の殻を破っていき、小さな努力を積み重ねていくことで、転職ができるのだなとも思いました。
◇ ◇ ◇
転職してからは、「人に親切にしていくこと」を第一の目標にしています。
私も転職を機にたくさん助けてもらいましたからね。
人とのつながりを大切に生きていきたいと思います。
新しい人に出会って、そこでの縁を大切にして、そうやって周りの人との協調性を養っていきたいです。
今の職場では人の入れ替わりがちょっと激しくて。若い従業員がすぐに辞めていくのに困っています。
これも、人間関係がうまくいっていない故なのでしょう。
これ以上人がやめていかないように、「皆が長く働ける職場づくり」を目指して行きたい──そんな目標を密かに持ちつつ、日々の業務を頑張っています。
参考:派遣社員で働く40代の人から評判の高い派遣会社
テンプスタッフ
-
求人数(案件数) 約7.2万件(2024年3月時点) 対応職種・業種 事務|翻訳・通訳|金融・証券|テレマーケティング|営業|販売・接客|IT・CAD・クリエイティブ|音楽・映像製作|研究開発・メディカル・医事|軽作業・製造・施設管理|保育・介護 特徴 - 人材領域で45年以上の実績
- 事務職を中心としたオフィスワークの求人が多い
- 派遣社員・正社員から働き方を選べる
公式サイト https://www.tempstaff.co.jp/
派遣でのお仕事探しで、40代の方々から多くの高評価が見られるのがテンプスタッフです。
派遣会社の中でトップクラスの求人数を持ち、デスクワークからサービス業、クリエイティブ職まで様々な職種の求人があります。
テンプスタッフへの登録後は一人ひとりに担当がつき、派遣先の紹介やキャリアに関してのアドバイスを行ってくれます。
健康保険、厚生年金といった社会保険制度はもちろん、半日・有給休暇制度などの福利厚生が充実しているのも特徴の1つです。