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建設業から車両部品の製造への転職したのは、仕事のミスがきっかけだった|転職体験談

転職前

BEFORE
職業
建設業
職種
建築士・ビル関係建築
従業員規模
60名
年収
480万円

転職後

AFTER
職業
産業用車両部品の製造
職種
溶接工・ブレーキペダル溶接
従業員規模
80名
年収
535万円

目次

バッカーキさんの転職ストーリー

1これまでの私

これからも挑戦し続けたい生きがいは、「ラジコン」。

これからも挑戦し続けたい生きがいは、「ラジコン」。

転職したのは、私が23歳の頃です。

当時は建築業の職人として働いていました。

建築業の職人とは

建築業の職人は、建設現場で専門技術を持って作業を行う職業です。
大工、左官、配管工、電気工など、様々な専門職があり、それぞれが自らの技術を駆使して建物の施工に携わります。

建築業の職人の主な仕事内容

仕事内容 説明
施工作業 図面に基づき、木工、コンクリート打設、配管、電気配線などの作業を行います。
正確に計画された工程に従い、各専門分野での施工を担当します。
現場の安全管理 作業中の安全を確保しながら、職場の安全基準に従い作業を進めます。
必要な防護具を着用し、事故や怪我を防止するための安全対策を徹底します。
道具や機材の管理 使用する工具や機材のメンテナンスを行い、常に最適な状態で作業ができるように管理します。

仕事はまじめにやっていました。
失敗をしても人のせいにはせず、「何がいけなかったか」をちゃんと振り返り、誰に対しても分け隔てなく誠意を持って接してきたつもりです。

実家暮らしで、父親と母親と弟と私の、4人の家族構成でした。

あと、現在でもそうですが、趣味でラジコンをやっていました。
小さい頃から自分でラジコンを組み立てたり改造を行ったりしていて、その興味は大人になっても冷めることが無く。

あなたにとって、『これからも挑戦しつづけたい生きがい』は何ですか?」と訊かれたら「ラジコンです」と即答できるくらい、ラジコンに没入していました。

年に数回はラジコンレースの大会にも参加して、優勝経験も何度となくありました。

2転職のきっかけ

職場でのミスを発端に、いつの間にか孤独になっていって。

職場でのミスを発端に、いつの間にか孤独になっていって。

仕事で、一時期ミスが重なってしまったことがありました。

そのときから職場での人間関係がギクシャクしていったのです。

ひとつのビルの施工を請け負っていた時に、完成間近のタイミングで何回も失敗をしてしまい、結果、作業が遅れて納期に間に合わなくなってしまいました。

──多くの人たちに、迷惑をかけてしまいました。

それを期に、周囲の人たちの態度が一変しました。

仲の良かった同僚からはなんとなくよそよそしくされたり、完全に無視をしてくる人もいました。

飲み会の時も、なんとなく皆私の話を聞いているふりをしているような空気があって。

いつの間にか、私は孤独な状態になっていました。

独りの状態はその後も続きました。

そして私は、

「もうここに自分の居場所はないのだろう」

と思い、転職することにしたのです。

3転職中

これからどんな仕事をして、どんな人生を歩んでいくか。

これからどんな仕事をして、どんな人生を歩んでいくか。

退職後、すぐに転職先を探しましたが、なかなか決まりませんでした。

友人に転職先を紹介して貰ったりもしていましたが、面接で落とされてしまうのです。

私は両親にも相談をしました。

その時、父親が、私にこう問いかけてきました。

父親

「お前は、これからどんな仕事をして、どんな人生を歩んでいきたいんだ」

その問いに、私は何も答える事ができませんでした。

──つまり、私はそのことについてこれまで何も考えてこなかったのです。

父親からは呆れられましたが、それでも、このことによって私は「自分がどういった仕事をしたいのか。そして、それがどう自分の役に立てるのか」をしっかりと考えるきっかけになりました。

そして、そこで考えに考えて辿りついたのが、「モノづくり」でした。

もともと、ラジコンが趣味でしたので、「何かを創り上げていく」ということは得意でしたし、好きでした。

モノづくりでしたら、「それを一生の仕事にした人生を歩んでいきたい」と思えたのです。

私は転職サイトでモノづくりの求人を探し、そして「転職会議」にも登録しました。

しばらくしてサポートから私に合った求人をいくつか送ってきてくれて。

その中で応募した求人のひとつで、なんとか内定を得ることが出来たのです。

4転職後

転職先の新しい職場で、待ち受けていた状況は。

転職先の新しい職場で、待ち受けていた状況は。

新しく入った職場は、溶接工のペダル部品の組み付けをする会社でした。

溶接工のペダル部品の組み付けとは

自動車や機械などのペダルに使用される部品を溶接によって組み立てる作業を指します。
溶接工は、金属部品を溶接機を使用して確実に接合し、高い強度と精度を持った部品を作り上げることが求められます。

溶接工のペダル部品の組み付けの主な仕事内容

仕事内容 説明
部品のセットと溶接 設計図に基づいて、ペダルに必要な部品をセットし、溶接機を使って正確に溶接します。
部品の位置や角度に注意し、強度を確保するために適切な溶接を行います。
品質検査と調整 溶接後、部品が正確に組み立てられているかを確認し、品質基準に合致しているかを検査します。
機械や工具のメンテナンス 使用する溶接機や工具が常に良好な状態で使用できるよう、定期的なメンテナンスを行います。

職場の人間関係はとても良かったです。

新人の私に、上司となった方や職場の同僚は作業を丁寧に教えてくれました。

嬉しかったことも、いくつもありました。

入社したてでまだ業務に馴れていなかった私が仕事でミスをした時に、同僚の方が落ち込んでいる私を励ましてくれました。

そして、上司の方も、私の仕事の進め方に対して何がいけなかったのかを一緒に考えてくれもしました。

私が作業を遅らせてしまったとしても、皆が助けてくれました。

毎週職場の飲み会があって、皆私のことを積極的に受け入れてくれました。

その際も、皆、私に対して指導や励ましの言葉を投げかけてくれました。

5その後、どうなったか。

転職を振り返って、今思うこと。そして、これからのやりがい、生きがいについて。

転職を振り返って、今思うこと。そして、これからのやりがい、生きがいについて。

転職をして、人間関係をはじめとする職場環境は、会社によって大きく変わってくるものだと感じました。

ひとつの仕事に対して、「チームが一丸となって作業をする環境」があるかないかで、会社の印象はきっと大きく変わるのでしょう。

私はきっと、仕事を覚えるペースはそれほど早くなく、ミスも多いタイプの人間です。
そして、そんな人間を会社はどういった対応をするのかについて、きちんと方針を固めているかどうかでも、そこで働く人の安心感は変わると思います。


私はこの新しい職場で、趣味のラジコン以外にも、今の仕事である「モノづくり」で将来自分自身で製品開発を行い、世の中の人の役に立ちたい──という目標、やりがいを見つけることが出来ました。

その目標を適えるためには、「どんな製品を開発していきたいのか」を考えること、そして設計の仕事にももっと関わりを持って、スキルアップをしていく必要があります。

現在の私の「これからも挑戦し続けたい生きがい」とは、ラジコンと、そして「モノづくり」です。

実現していけるために、今後も頑張っていこうと思っています。

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