営業職からコールセンターに転職。「人生積んだ」と思っていたあのとき|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 放送関係の制作
- 職種
- 営業
- 従業員規模
- 7名
- 年収
- 220万円
転職後
- 職業
- IT関連
- 職種
- コールセンター管理者/オペレータ
- 従業員規模
- 1100名
- 年収
- 280万円
目次
スタートランさんの転職ストーリー
1これまでの私
「自分の人生は終わった…」そんな想いもあった、20代の頃
初めて転職をしたのは、約4年前、26歳の時でした。
それまで私は、一人暮らしで大阪に住んでいました。
放送関係の制作会社で、契約社員として新規営業をしていました。
大学を中退してから特にやりたいことも無く、その日その日を生きているだけで精一杯でした。
遠方の実家には母と弟がいましたが、仲が悪く、ほとんど音信不通でした。
実家にいる時から母の束縛がきつく、自分の価値観をほとんど築けない状態で一人暮らしを始めました。
学歴も中退だったので、よく、
- 私
-
(自分の人生って、終わってるな…)
と、かなり悲観的になることも多かったです。
それでも色々な機会で様々な人に出会い、共感してもらったり励ましてもらったりして、少しずつ自分の生活スタイルや、好きなものをはっきりさせつつありました。
趣味は散歩とカラオケでした。
室内にじっとしているのが好きでは無かったので、駅前や商店街などの賑やかな所を散歩しながら、安くて美味しいお店や、コスパの良い商品を探すことが楽しみでした。
また一人でカラオケボックスに入って、二時間くらい好きな歌をひたすら歌ったりしていました。
2転職のきっかけ
同期で入った年配の方から、「この会社は異常だ」と言われて。
転職前の会社は、放送関係の制作会社でした。
私はラジオ番組の合間に入れるコマーシャルのスポンサーを探すという、難しい仕事でした。
慣れている営業課長でも、月に2件取れるかどうか、という所でした。
商材自体に魅力がないうえ、当然経験の浅い私が契約を取れるはずはなく、失注すると怒鳴られました。
小さな会社だったのですが、社長と、女性の部長が情緒不安定な人で、些細なことに腹を立てては、数十分も従業員を怒鳴りつけていました。
そのためスタッフが一年に十数人も入れ替わっているという、筋金入りのブラック会社でした。
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ある日、同期で入った年配のスタッフが、部長に訳の分からない理由で長時間怒鳴られた後、
- 年配の
同期の方 -
「私、──もう限界です」
と言って即日退職しました。
その時の彼の深刻な表情がとても印象的で、今でも忘れられません。
私は生活がかかっていたので、もう少し辛抱しようと思っていたのですが、後日そのスタッフと電話で話した時に聞いた
- 年配の
同期の方 -
「あの会社は異常だ」
という言葉で、(やはりこのままではいけない)と感じて、私もこの会社を辞めようと思うようになったのです。
3転職中
「何とか早く就職したい…」の一心だった、転職活動。
退職してから、失業保険(雇用保険)を受給しながら、職業訓練校に通いました。
学校を終了してからは失業保険の期間が切れて、
- 私
-
(何とか早く就職しないと…!)
という一心でした。
数社面接を受けましたが、面接官は個性的な感性の人が多く、短時間で自分のことを正確に理解してもらうことに苦労しました。
当時、訓練校で知り合った女性と付き合い始めていて、彼女のためにも、どうにかしてしっかりした会社に入りたいと思っていました。
希望先の業種については、前職でテレアポをしており、電話対応に自信が有ったので、コールセンターで考えていました。
ある上場企業の子会社の面接を受けた際、面接官に
- 面接官
-
「あなたはどんな人ですか」
と聞かれ、私は「正直で飾らない性格だ」とアピールしたところ、気に入って頂き、採用されました。
その方には入社後もよく声を掛けて頂きました。もしその人が面接官でなかったら、不採用だったかも知れません。
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4転職後
転職後の会社で、待ち受けていた状況は──。
転職して最初の一年は、管理業務をさせて頂き、充実した時期となりました。
主な業務内容はシフト管理やクレーム対応です。──貴重な経験となりました。
しかし、コールセンターという所は寄せ集めの集団なので、癖のある人も沢山いました。
ある上司は全く会話が成立せず、気に食わない部下に嫌がらせをすることで有名でした。
私も一時期、その方の被害に遭いかけましたが、他の幹部の方が間に入ってくれて事なきを得ました。
順風満帆に見えた転職後の生活でしたが、その後、私は他の部署に異動となりました。
異動先でも管理者待遇を約束されていましたが、実際はオペレーターでした。
何度も抗議したのですが、退けられました。
腹が立ってしばらく夜も眠れない日が続きました。そんな状態でしたので、仕事でもミスが続きました。
業務システムも非常に品質が低く、私は慣れるまでかなり苦労しました。
5その後、どうなったか。
辛いこと、腹ただしいこともある。でも、目指したいこともある。
今回の転職で気づいたのは、世の中には本当にずさんな会社が多いということです。
大企業、中小企業に限らず、沢山の人をしょっちゅう集めている(つまり、人の入れ替わりが激しい)会社は、何らかの問題があるのでしょう。
このあたりの理解が甘かったことを後悔しています。
また、自分が若かったが故に、キャリアプランをよく考えずに、妥協を重ねて仕事選びをしてしまったことも、良くなかったですね。
まず自分が何をしたいのか、次に何が出来るのか、そしてその仕事、その会社で質の高いスキルを得られるのか、等をよく考えて、少しでも条件の良い仕事を粘り強く探すことが必要だと感じました。
「将来に向けて、今考えていること」──ですか?
そうですね…。以前から事務職に興味があったのですが、敷居が高く感じましたし、自信が無かったので、チャレンジ出来ませんでした。
しかし今後は勇気を出して、資格取得や次の転職活動に力を入れたいと考えています。
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日商簿記の資格を取得して、経理の実務経験を積み、財務的な提案ができる人材になりたいですね。
そして慣れたら、更に高度な業務──たとえば、会社経営であったりを勤められるようになりたいです。
それと、ある程度の報酬を頂けるようになったら、貯金をして専門学校か夜間大学に入学しようということも考えていまして。
仕事と並行して常に学習して、徐々にキャリアアップする、という模範的な生涯学習の姿を示したい──そんな想いがあります。
将来的には、現在の学校教育や新卒採用のあり方を改善していくような仕事をしたいですね。
結局、人は学び続けていかないといけない生き物なのでしょう。
働きながら、生涯学習のモデルをたくさんの人に広めていけるような、そんな生き方をしていきたいと思っています。
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