46歳でヤマト運輸のアルバイトに。そこで人間不信に陥りました。|私の転職体験談
転職前
- 職業
- 運送業
- 職種
- 運送業務(倉庫勤務)
- 従業員規模
- 13,000人
- 年収
- 約90万円
転職後
- 職業
- 運送業
- 職種
- 事務
- 従業員規模
- 13,000人
- 年収
- 約108万円
目次
Sfogさんの転職ストーリー
1これまでの私
これまでの仕事に、やりがいや生きがいといったものは感じられなかった。
転職したのは、今から4年前、2018年のことです。
家族構成は、父と母と私の3人でした。
「やりがい」とか「生きがい」というものはあまり感じていなかったもしれません。
お仕事も色んなめぐり逢いがありましたが、なんというか、どれもしっくりこなかった。
韓国語の教室に通っていたときに、そこの韓国語講師(韓国人男性)韓国(語)に関するビジネスをやらないかとから誘われたこともありました。
「面白そう」と思って少し一緒にやってみたのですが、その人はウソや誇大な自慢話や約束の反故が多くて、(これはとても信用できない)と思い辞めました。
そのあとは某ドラッグストアで開店前の商品補充のアルバイトもやりましたが、常にイライラむき出しの短気で性格の悪い店長の標的にされて、ストレスのはけ口にされました。
ドラッグストアでは試用期間後にいきなり解雇されてしまって。
悔しさとストレスで胃を壊して3ヵ月も苦しんだりして、何もかもイヤになっていた時期もありました。
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2転職のきっかけ
ふと目にしたチラシに、「ヤマト運輸」の募集があって。
ヤマト運輸の物流基地での仕分けのアルバイトの求人広告が、チラシに掲載されていたんです。
私はヤマト運輸に対していいイメージがあったんですよね。配達に来るお兄さん達は皆感じのいい人たちでしたから。
更には年末の時期で繁忙期だからと、「通常なら1050円の時給が1250円になる」と書いてあって、これはもうここで働くしかないと迷わず応募しました。
実際に働き始めてからは、物流基地の荷捌きの現場を実質取り仕切っている50歳ぐらいの社員さんからあれこれ気遣っていただいたり、時には厳しく教育されたりして、反発はしながらもどこかで
- 私
-
(この人は、過去に出会ってきた上司とは全く別の人種だ)
と、なんとなくの信頼関係が出来始めていました。
ですが、人事課にいる最年長のおじさん社員はそんな私の感情の芽生えなんて全く知る由もなくて。
契約満了時に私は再雇用の希望をしたのですが、おじさん達はそれをいとも簡単に、電話口でバッサリと「契約更新はない」と斬り捨てられました。
でも、ヤマト運輸での仕事は続けたかった。
それで、その時ネットで求人を出していた同社のセンター(営業所)での事務員に応募したわけです。──そしたら、採用されました。
3転職中
ヤマト運輸のパート社員として採用。
ネット上の求人サイトに、自宅近くのセンターで事務員(兼・接客担当)の募集が出ていたので、電話で応募しました。
センターでの事務員はパート扱いということで、パートになるには「適性検査」を受けなければならないと、副支店長から、面接当日にいきなり
- 副支店長
-
「今から適性検査するからね」
って前触れもなく突如言われて狼狽したんですけれど、
- 副支店長
-
「51%でも自分がそうだと思うならイエスと答えて良い」
と言われまして、適性検査の問題を答える時に。
まあ、それで気持ちが救われたというかラクになり、無事に適性検査を終えることが出来て、合格しました。
4転職後
先輩のオバサンパートとの、確執。
入社してからは、本当に不運続きでした。
パートの人たちの半分近くは常にイライラしていて、短気で、口が悪い人たちばかり。
物流基地で働いているスタッフとはエライ違いでした。
一番の古株だった人はすごく親切丁寧でキチンとしていて穏やかな人でした。
ですが、一人かなり最悪のオバサンパートの人がいたんです。その人がいない時ばかりを狙って、新人である私に何かとイライラの矛先を向けてきて。
しかも口調はキツイく、ヒステリックにキーキー喚く感じ。
ゼロから仕事を教わらなきゃならないのに序章→詳細→結論、という説明ではなく、詳細を端折って結論→序章みたいな説明しかしなかったり、みたいな。
それなのに、1回や2回しか聞いていないのに(しかも大量の仕事の説明を、一気にババッと畳みかけてくるので、こっちは頭が混乱していて整理がつかない状態)、
- オバサン
パート -
「あのさ、それ、前にも言ったよね?」
…みたいな感じで。 (あの、ワタクシ、初出勤から2~3日しか経ってないんですけど!)
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私が入社して1ヵ月後に、一番の古株さんが定年退職することになって。
それからそのオバサンパートの風当たりがもっとキツくなりました。
ある日、とうとう私はブチ切れて、「あなたのこういう部分が我慢ならない!」と反論。
そしたらそのオバサン、取り乱して泣き出し、上司の取り成しも制止して自宅に逃げ帰り、長期欠勤?職場から自然消滅しちゃいました。
私も辞めようかと思ったんですけど、上司の取り成しで精神的に落ち着いて仕事を続けました。
ただどうしてもそこのセンターでの勤務が耐えられなくなって上司にお願いしたところ、別のセンターに配置換えしてもらったので、まあ、ラッキーだったと思います。
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5その後、どうなったか。
今思うことは、「自分の時間、自分らしい時間を過ごしたい」ということ。
別のセンターにいるパートさんたちは全員が30~40代で、鉄面皮で図々しいオバサン、というような人たちではなかったので助かりました。
ですが、この私をそのセンターに配置換えしてくれた(とっても感謝していた)副支店長の本性が顕わになってきたのです。
めんどくさいと思った事案や、太刀打ちできないと思った古株パートさんたちにはマトモに関わろうともせずに日和見主義・ご都合主義でのらりくらりと躱す人間でした。
業務がすごく大量&複雑&煩雑なので一気に覚えられないのに、ちょっとミスでもすごく大問題を起こしたみたいな責められ方をされて、いちいち反省文だの始末書だのを書かせられる。
だんだんその副支店長のドロドロした暗い部分が見えてきてしまって。
それで結局、「センターの売上金の金額を端末で間違えて入力し、それをそのまま本部に転送した」だけのことで犯罪者(お金の不正をする問題アリの人間)みたいに扱われ、一方的・強制的に退職させられました。
「初対面で印象が良かったからと言って、やみくもに相手を信用するな、期待するな」ということを痛感させられました。
せっかく互いに信頼関係を築きはじめていたと思っていたのに、残念です。
◇ ◇ ◇
思えば私は、就職すると大体、ロクでもない上司の攻撃の標的になって、可能性も努力も花開かないまま仕事を失い、神経を病み、心療内科に通う…というパターンを今まで何度も繰り返してきました。
さすがに今回は心療内科への通院、という状況にまでは陥らなかったですけど、かなりの人間不信になり、以前よりさらに他人に対してクールでドライで厳しい人間性になってしまった気がします。
もう、会社組織になんて属さないで自力でお金を稼いで行こうと。フリーランスで色々な仕事をこなすことで能力の開花と発展を目指し、誰にも支配されずに自分の足だけで歩いていく人生を歩もう、って決めたんです。
出勤時間やシフトやダメ上司によって自分の時間、自分らしい時間をジャマされずに、って。
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