生活相談員ってどんな仕事?向いている人・仕事内容・転職準備を徹底ガイド
[最終更新日]2026/06/11

介護士や看護師の仕事はイメージできても、「生活相談員(ソーシャルワーカー)」と聞くと具体的には答えにくい——そんな方は多いのではないでしょうか。
実際、同じ職場で働く介護士や看護師でさえ、生活相談員の業務を詳しくは知らないことも少なくありません。
この記事でわかること(早見表)
- 生活相談員ってどんな仕事?
→ 利用者と家族・ケアマネ・医療機関の間に立つ“調整役”。実は資格名でなく職種名で、現場の不安や要望を翻訳してつなぐ役割です。 - ケアプランと個別援助計画書、何が違う?
→ ケアプランはケアマネが描く全体の設計図。個別援助計画書は、その施設で何をどう提供するかの実行プラン。設計と現場運用で役割が分かれます。 - どんな人が向いている?
→ 決め手は“客観性”。利用者の希望と施設の方針が衝突しても、どちらにも偏らず落とし所を探せる人。観察力や世話好きな性格も強みになります。 - 夜勤はあるの?働き方は?
→ 基本は日勤のみで夜勤はなし。介護現場を兼務することはありますが、生活リズムを保ちやすく、家庭やプライベートと両立しやすい職種です。 - 未経験から目指すには?
→ 社会福祉士や社会福祉主事任用資格など、いずれかの資格・条件が前提。自治体で扱いが異なるので、介護特化エージェントで応募前に確認すると確実です。
目次
1)生活相談員(ソーシャルワーカー)とは
生活相談員(ソーシャルワーカー)は介護施設において、利用者またはその家族からの相談を受け、援助や支援・調整をする仕事です。
利用者や、家族、ケアマネジャー、その他関係事業所と連絡・調整・相談をおこないます。
利用者とのコミュニケーションで状態の変化に気づいた際は、家族やケアマネジャーに報告し、必要に応じて医療機関と連携します。
また、事業所の契約、サービス担当者会議への出席、介護をするにあたり個別援助計画の作成やサービスの調整なども業務のひとつです。
施設行事などの段取りや連絡・調整など、介護現場の一部を兼務することもあります。
2)生活相談員(ソーシャルワーカー)の主な仕事内容

生活相談員の主な仕事内容は、以下のとおりです。
介護サービスの契約
2000年に介護保険がスタートし、全ての介護サービスは、契約から始まるようになりました。
生活相談員は、契約時に施設サービスを利用するにあたっての注意事項などを、利用者や家族へ説明します。
利用者が不安なくサービスを利用できるように、また後々トラブルが起きないように、介護保険や施設サービスについてしっかりと説明することが求められます。
サービス担当者会議への出席
介護サービスは、ケアマネジャーが利用者や家族から状況や要望を聞き取り作成されたケアプランを基に、サービス提供が実施されます。
サービス担当者会議ではケアプランの原案を使って、介護サービスについて話し合いをします。
例えばデイサービスの生活相談員であれば、ケアプランで立てた目標を達成させる為に、デイサービスとして、どのような支援を行なえば良いのかを検討します。
個別援助計画書の作成
生活相談員はケアプランの内容に沿って利用者の個別援助計画書の作成も行います。
本来、個別援助計画書は施設管理者が作成するものとされていますが、ほとんどのデイサービスでは生活相談員が管理者と協働で作成しています。
個別援助計画書では、利用者や家族が望む生活が送れるよう、また目標が達成できるように、事業所としてどのような支援を行なえば良いのかを考え、既往歴、認知面、身体機能、性格、生活歴、趣味活動などを考慮した上で作成します。
利用者や家族、ケアマネジャーなどとの連絡・調整・相談
生活相談員の業務でもっとも多くのウェイトを占めるのはこの業務でしょう。
生活相談員は利用者とのコミュニケーションを頻繁に行います。
サービス利用中、利用者に急な状態変化が見受けられた際には、すぐに家族やケアマネジャー、場合によっては医療機関など、必要な関係機関へ繋げる必要があります。
また、利用日変更や送迎の調整対応などのサービス利用の調整役を担うこともあります。
その他の雑務
施設で行なう行事(季節行事や慰問など)の手配や、急な来客への対応などの業務も、生活相談員が任されることもあります。
また事業所によっては、送迎や入浴介助・排泄介助・食事介助などにも携わることがあります(特に小規模の事業所で、その傾向が多く見られます)。
3)生活相談員のやりがい、大変な点、「向いている人」は?
生活相談員の仕事のやりがい
- 感謝の言葉を頂ける
- 幅広い業務に携われる
- 常に勉強する機会を得られる
介護サービスを利用する際、利用者が不安な気持ちを持っていることは当然です。大多数の利用者は「人の世話になりたくないが仕方がない」と思っているはずです。
また家族としては、「ここに父を預けて本当に大丈夫なのか…」と不安な気持ちがあるでしょう。
そうした利用者や家族の気持ちを汲むことから、生活相談員の仕事は始まります。
そのため、利用者や家族からは「はじめに相談をしてもらえた人」として感謝の言葉を頂けることが多いです。
困り事や不安を解消できた時に頂く心からの「ありがとう」の言葉は、忘れられないものとなるでしょう。
また、生活相談員は介護現場の仕事も任されることも多く、非常に幅広い業務を担います。
学びの機会も多く、そのやりがいは言うまでもありません。
生活相談員の大変な点
- 幅広い業務で心身ともに大変
- クレーム対応
- 時間外勤務も多い
生活相談員は一人仕事のことが多く、他の職員から手伝ってもらうことが難しいケースも少なくありません。
予定していない突発的な業務対応も多いため、前もっての仕事の予定が組みにくい点も挙げられます。
また、生活相談員は苦情窓口担当となることも多いです。
家族から感謝の言葉をもらうことも多い反面、苦情対応もしなくてはいけません。
ただ謝罪して終わりではなく、その状況確認をし、原因を調べ、今後繰り返さないように体制を整えていく役割も担います。
なかには理不尽なことを言ってくる利用者や家族の方もいるでしょう。
そうした際は上司に相談して、一人で抱え込まないようにチームで協働して対応する姿勢が大切です。
生活相談員(ソーシャルワーカー)に向いている人はどんな人?

- コミュニケーション力の高い人
- 困っている人を放っておかない人
- 観察力があり、客観視できる人
- 日勤帯を希望する人
生活相談員にとって、コミュニケーション能力は非常に大切となります。
また、日々忙しい時間のさなかの連絡や調整になることが多いため、「躊躇せずにコミュニケーションを取れる人」が向いていると言えるでしょう。
「困っている人を放っておかない人」も生活相談員に向いています。
介護の仕事は福祉の精神を持って取り組むことで、うまくいく場面が多いからです。
そして、「観察力があるか、客観視できるか」も生活相談員に求められます。
利用者側の意向と施設のサービス方針は、ときに交わらないこともあります。
その際に生活相談員はどちらかの意見に偏らず、客観視して判断することが大切だからです。
そのほか、生活相談員は基本的に日勤帯の勤務ですので夜勤はありません。
日勤帯での勤務を希望する人にも、生活相談員はおすすめです。
4)生活相談員(ソーシャルワーカー)になるためには
生活相談員は資格名ではなく、職種の呼び名です。
生活相談員(ソーシャルワーカー)になるためには以下いずれかの資格・条件が必要になります。

- 社会福祉士
- 社会福祉主事任用資格
- 精神保健福祉士
- 同等の能力を有すると認められる者(介護福祉士、介護支援専門員などの有資格者)
国家資格である社会福祉士や精神保健福祉士、大学や短期大学において厚生労働大臣が指定する科目の中から3科目以上履修して卒業した場合に取得できる社会福祉主事任用資格を所持していれば、実務未経験でも生活相談員として就くことが可能です。
「同等の能力を有すると認められる者」については、介護福祉士や、介護支援専門員の資格を所持していれば、生活相談員になれます。
(※地方自治体によって独自の取り決めを設けています。詳しくはお住まいの自治体にご確認ください)
もっとも、生活相談員として就職できるかはとうぜん応募先の事業所の採用判断によります。介護士としての実務経験を重視する事業所も少なくないでしょう。
また、ここまでお伝えした通り生活相談員の働き方は事業所によって変わります。
応募前に事前に確認しておくことが大切です。
5)生活相談員(ソーシャルワーカー)へのキャリアアップにおすすめの転職エージェント
レバウェル介護


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介護系転職サービスでトップクラスの求人数。担当エージェントのサポート品質においても高評価の高いサービスです。
レバウェル介護は介護・福祉に特化した転職サービスの中ではとくに求人数が多く、「なるべく多くの介護求人を比較検討したい」人におすすめです。
求人紹介やサポートを介護・福祉業界に詳しいエージェントが担当してくれるため、様々な希望条件を適えながら適切な求人紹介をしてもらえるでしょう。
なお、レバウェル介護では派遣社員として登録をする人向けに介護未経験・無資格の転職者のサポートも行っています。
これまで介護の仕事をしていて、「生活相談員の職に就きたい」「生活相談員に役立つ経験を積める職場で働きたい」人に、レバウェル介護はおすすめです。
サービスを利用した人の評判・口コミからは、「担当エージェントのサポート」に対する高評価が多数見受けられます。
レバウェル介護の特徴
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| サービス対応地域 | 全国 |
| 生活相談員関連の公開求人数 | 約7,600件(2024年8月現在) |
レバウェル介護は正社員向け転職と派遣社員転職とで窓口が分かれています。派遣社員として働くことを予定している人はこちらよりご登録ください。
マイナビ介護職


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「福利厚生が充実」「教育制度が整っている」などのホワイト企業の求人が多いと評判のサービス。担当のサポートも手厚いです。
マイナビ介護職は、介護転職者からの認知度No.1(※GMPリサーチ株式会社調べ 2021年7月)を獲得した、介護職専門の転職エージェントです。
大手介護施設・事業所や待遇のよい求人が多いのが特徴です。
生活相談員の求人も約4,000件(2024年8月時点)と非常に豊富で、これまでの経験を活かせる職場を見つけやすいでしょう。
サービスを利用した人の評判・口コミからは、「担当エージェントのサポート」に対する高評価の声が多く見られます。
介護業界に詳しい担当エージェントがマンツーマンで、希望条件をヒアリングしたうえで、マッチする求人を紹介してくれます。
書類添削や面接対策といったサポートにも力を入れており、志望動機や自己PRの作成にも役立つでしょう。
マイナビ介護職の特徴
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| サービス対応地域 | 全国 |
| 生活相談員関連の公開求人数 | 約4,300件(2024年8月現在) |
マイナビ介護職の活用メリットの一つに「離職率や職場環境などの、詳細の施設情報を知れる」ことがあります。企業研究の際は担当からの情報を有効活用しましょう。
介護ワーカー


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豊富な求人を「こだわり条件で探しやすい」転職エージェント。担当エージェントのサポート品質も高いです。
介護ワーカーは、保有求人数 約5万件(2024年8月現在)の、国内でも最大規模の転職エージェントです。
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生活相談員関連の求人は国内の介護系転職サイトのなかでもトップクラスの豊富さで、2024年8月現在は3,300件の生活相談員の求人を確認できます。
介護・福祉業界に詳しいアドバイザーが丁寧にサポートしてくれることもあり、実際にサービスを利用した人からは「担当アドバイザーのサポートに対する高評価」の評判・口コミが多く見受けられます。
介護ワーカーの特徴
| 特徴 |
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|---|---|
| サービス対応地域 | 全国 |
| 生活相談員関連の公開求人数 | 約3,300件(2024年8月現在) |
豊富な求人から希望する職場を見つけやすいのが介護ワーカーのメリット。担当との面談前に、登録後に確認できる求人一覧から目星をつけておくとよいでしょう。
【まとめ】資格や経験を活かしスキルアップ!目指せ生活相談員(ソーシャルワーカー)

本記事を通して、生活相談員(ソーシャルワーカー)についての理解が深まり、疑問が解消されたのではないでしょうか。
その業務は、契約から始まり、サービス担当者会議への出席、個別援助計画書の作成、利用者・家族やケアマネジャーとの連絡・調整・相談、その他の雑務と、様々な業務にマルチに携わります。
生活相談員になるためには、指定の資格や条件が必要になります。まずは資格取得と現場経験を積んで、スキルアップとして目指してみてはいかがでしょうか。
FAQ|生活相談員の仕事と転職でよくある質問
Q1)生活相談員になるために必要な資格・条件は?
「生活相談員」は資格名ではなく職種名(呼び名)。介護福祉施設(特別養護老人ホーム、ショートステイ、デイサービスなど)で相談支援業務を担う職種を指します。なるためには定められた資格のいずれかを保有する必要があります。
必要資格は4種類:①社会福祉士(国家資格)、②社会福祉主事任用資格(大学・短大で厚生労働大臣指定の3科目以上を履修)、③精神保健福祉士(国家資格)、④これらと同等の能力を有すると認められる者(介護福祉士・介護支援専門員など)。④は自治体により独自の取り決めがあるため、就業希望地の要件を必ず確認してください。
介護現場で介護福祉士・介護支援専門員(ケアマネ)として実務経験を積んだ方が、生活相談員へのキャリアアップを目指すケースは多いです。資格取得を支援する事業所もあるため、入職後に資格取得を目指す道も現実的に開かれています。
Q2)生活相談員の主な仕事内容は?1日の業務の流れは?
主な仕事は5つ:①介護サービスの契約(2000年介護保険スタート以降、全ての介護サービスは「契約から始まる」ため、生活相談員が契約説明を担当)、②サービス担当者会議への出席、③個別援助計画書の作成、④利用者・家族・ケアマネとの連絡調整、⑤雑務(行事手配・来客対応)。
注目すべきは「個別援助計画書の作成主体」。本来は施設管理者が作成するのが原則ですが、多くのデイサービスでは生活相談員が管理者と協働で作成している実態があります。また「ケアプラン(ケアマネが作成)」と「個別援助計画書(事業所側で作成)」は別物で、ケアプランに基づき事業所側で具体的な個別援助計画書を作る関係です。
小規模事業所では送迎・入浴・排泄・食事介助など現場介護業務の兼務もあります。基本は日勤帯勤務(夜勤なし)なので、生活リズムを整えやすいのは大きなメリット。日勤希望の介護職にとってキャリアアップの自然な選択肢となっています。
Q3)生活相談員の「やりがい」「大変な点」と向いている人は?
やりがいは「利用者・家族の人生に深く関わり、生活の質向上に直接貢献できる」こと。契約から個別援助計画作成、家族とケアマネを繋ぐ調整役まで担うため、利用者一人ひとりの生活設計に主体的に関わることができます。介護現場で「もっと利用者の人生全体に寄り添いたい」と感じる人には、最も適した職種です。
大変な点として挙げられるのは①一人仕事で他職員のヘルプを得にくい、②突発業務(クレーム対応・緊急家族連絡など)が多く予定が組みにくい、③苦情窓口担当となることが多いこと。特に苦情対応はメンタル消耗が激しい業務で、ストレス耐性が問われます。
向いている人の特徴は①コミュニケーション能力が高い、②困っている人を放っておかない、③観察力・客観視できる、④日勤希望(夜勤を避けたい)の4つ。介護福祉士・ケアマネ経験者で「もっと幅広く利用者に関わりたい」「夜勤を減らしたい」と感じる人は、生活相談員への転職を真剣に検討する価値があります。
Q4)「ケアプラン」と「個別援助計画書」の違いは?
介護現場でしばしば混同される「ケアプラン」と「個別援助計画書」は別物です。ケアプランは居宅介護支援事業所のケアマネジャーが利用者全体の介護サービス計画として作成するもの。生活全般の方針・目標を示し、複数の介護サービス事業所をまたいで利用する場合の全体設計図となります。
一方、個別援助計画書は各介護サービス事業所側(デイサービス・特養など)が、ケアプランに基づき具体的な事業所内のサービス内容として作成するもの。例えばケアプランで「週2回デイサービス利用」と決まっていれば、そのデイサービス側で「具体的にどんなプログラムを提供するか」を個別援助計画書としてまとめます。
多くのデイサービスでは生活相談員が施設管理者と協働で個別援助計画書を作成する実態があり、生活相談員にとって主要業務の一つ。利用者の状況・家族の希望・ケアマネの方針を踏まえながら、現場で実行可能なプランに落とし込む専門性が求められます。
Q5)生活相談員に転職するのにおすすめの転職エージェントは?
介護業界特化型エージェントの3社併用が王道。①レバウェル介護(業界トップクラスの求人数、生活相談員関連約7,600件・2024年8月時点)は未経験・無資格OK派遣登録もあり、選択肢の幅が広いのが強み。
②マイナビ介護職(GMPリサーチ2021年7月認知度No.1、生活相談員約4,300件)は大手・好待遇求人が多く、離職率や職場環境などの詳細情報を知れるのが特徴。ホワイト企業志向の人や、施設の雰囲気を重視する人に最適です。
③介護ワーカー(保有求人約5万件で国内最大規模、生活相談員約3,300件)はこだわり条件検索が使いやすいのが強み。「特性の違う3社併用」で求人選択肢を最大化し、複数の担当者から客観的アドバイスを受けるのが、生活相談員への転職を成功させる鉄則です。





