未経験からテレビ番組制作会社に転職するには? 仕事内容・キャリアパス・おすすめの転職サイト
[最終更新日]2024/11/02
「テレビ番組の制作にかかわる仕事がしたい…」といった想いや憧れを持たれている方は、少なからずいらっしゃることでしょう。現在別の職種・業種に勤めていながらも、踏み出すことができず燻っていたり…。
ですが、実際に「テレビ番組・映像制作がどのような仕事で、どんなスキルや知識が求められるのか」と言われると、今一つピンときませんよね。
目次
1)テレビ番組制作会社の仕事内容は?
テレビ番組制作は、企画からロケ、編集、スタジオ収録やOAまですべての制作を担い、自分の能力が存分に活かせる仕事です。
自分の作り上げたものがテレビで放送されると、大きな喜びと達成感があります。
また視聴者から「いい番組だった」などと反響があった時には、疲れが一気に吹き飛ぶものです。
ときには批判の声も届きますが、そういった意見も真摯に受け止め、次回からの番組づくりに役立てるようにします。
担当する番組によっては、芸能人やスポーツ選手、時には政治家などの著名人から一般の人、さらには犯罪者までさまざまな人を取材することもあります。
歴史や観光地、グルメ、動物を取材したり、ジャングルの奥地に行ったり、砂漠や無人島で撮影したり・・・と、普通の人が体験できないことを当たり前のように日々行います。
それだけに激務で体力と忍耐力は必要ですが、変化に富んでいて楽しいことも多い職業です。
一人前のディレクターになって自分の考えた企画が番組になる──、これこそがテレビ番組制作会社で働きはじめる人たちの夢であり目標であり、実際にディレクターに就いた人はやりがいとなるのです。
テレビ番組制作会社での主な仕事内容
テレビ番組制作会社は、テレビ局から番組制作を委託して制作する企業のことです。
テレビ局が大株主の放送局系制作会社と、さまざまな局から仕事を受託する独立系制作会社の2つに大きく分けられます。
番組制作会社の仕事は「制作」と「技術」の2つに分けられます。
制作は番組制作の実務に携わる部署で、アシスタントディレクター(AD)や制作ディレクターなどが属しています。
技術職はカメラマンや音声といった専門技能が求められる職種のことで、制作現場で一定以上の経験を積んだ人が登用されるのが一般的です。
テレビ番組制作会社での主な職種
AD(アシスタントディレクター)
番組制作現場で制作進行をサポートする仕事を担います。
後述するディレクターの指示を受け、ディレクターの本分である番組の演出に専念できるよう、現場のあらゆる業務をこなすポジションです。
裏方や下積みのイメージが強い職種ですが、番組制作がスムーズに進行するかどうかはADの動きにかかっていると言っても過言ではありません。
番組企画のネタ探しをADが担当することもあるため、リサーチ能力やセンスを高い評価されればディテクターへとステップアップしていくことも可能です。
ディレクター
番組プロデューサーが設定した予算やスケジュールにもとづき、番組制作を取り仕切る現場監督の役割を果たすポジションです。
ロケや取材、台本チェック、編集といった制作工程の責任者として、スタッフや出演者といった各関係者に指示を出していきます。
プロデューサー
番組制作の最高責任者にあたります。
番組の企画立案や予算決定権を持ち、スタッフの人員配置や番組へのキャスティングなどもプロデューサーが決定するのが通常です。
決定した予算やスケジュールをディレクターに指示するだけでなく、制作した映像が企画趣旨に沿っているかのチェックも行います。
番組制作に一貫して責任を負うことになるため、現場での実務や番組制作の流れを熟知していなければプロデューサーは務まりません。
技術スタッフ(カメラマン・編集・音声など)
カメラマンや音声・音響、照明、編集といった専門技能を必要とする職種です。専門学校や大学の映像学科出身者が多い傾向がありますが、制作会社によってはディレクターが編集実務も兼ねるケースも見られます。
各担当業務に応じた高度な知識・技能が求められることから、異業種出身者や業界未経験者がはじめから技術スタッフとして採用されるケースは殆どありません。
また、技術スタッフからディレクターに転向する人もいるなど、多彩なキャリアの選択肢があるポジションといえます。
営業
テレビ番組制作会社の営業は、スポンサーの確保や番組の宣伝・販売が主な仕事となります。
そのほか、広告代理店とタッグを組んで企画営業に携わるケースもあります。
とくに独立系の番組制作会社においては、いかに多くの案件を獲得し売上を伸ばしていくかが問われています。営業は番組制作会社の売上を支えるポジションであり、豊かな業界知識と経験が求められる職種です。
2)テレビ番組制作会社に転職するメリット・デメリット
テレビ番組制作会社に転職するメリット
自社で番組を企画し、制作できる環境がある
とくに独立系のテレビ番組制作会社の場合、番組の企画から制作・納品までを一貫して手がけられるのが大きなメリットです。
番組のアイデアが出されてから実際に形になるまでの全ての工程に立ち合えるため、自身のアイデアを番組にするチャンスも豊富にあります。
また、番組づくりの全体像が見えることから、番組制作に必要な知識・スキルを総合的に身につけられるでしょう。
異動がないので現場で働き続けられる
番組制作会社の本分は番組づくりのため、基本的には入社してからずっと番組制作の現場で働き続けられます。
部署をまたぐ異動は一部例外を除いてほとんどなく、現場に関わり続けられることがメリットです。
経験を積むことで年収/キャリアアップが可能
番組制作会社で経験を積んでいくと、ADからディレクター、プロデューサーへとステップアップできるチャンスがあります。
また、番組制作会社は制作実務が中心であることから、確固としたスキルを身につけやすいという面もあります。
十分な実力を身につければ、ディレクターやプロデューサーとして業界内で個人名が知られるようになるでしょう。
テレビ番組制作会社に転職するデメリット
労働時間が長く、休みも取りづらい
番組制作会社は「常に忙しい」ことは覚悟しておく必要があります。
十分な制作期間を確保できないことも多いため、深夜まで作業が続くのは日常茶飯事です。
ロケは平日昼間に入るケースばかりではなく、平日の夜や土日の日中に入ることもあります。生活が不規則になりやすく、休みを取れない時期もあるでしょう。
独立系の会社の場合、制作環境が整っていないことも
番組制作会社全般にいえることですが、資金面はテレビ局ほど潤沢ではありません。
とくに独立系の会社の場合、十分な制作環境が整っていないことも多いのが実情です。
番組制作会社は制作のプロフェッショナル集団というイメージが強いため、制作環境はきちんと整備されていると思われがちです。
しかし、実際には長年にわたって培われた技術や経験によって成り立っている面があるため、充実した制作環境を期待して入社すると当てが外れることもあり得ます。
ADの下積み期間が長い
番組制作会社での仕事は下積み期間を経験することが前提になっています。
職人気質の面があり、経験年数の浅い若手のスタッフは雑務を含むあらゆる仕事をこなさなくてはなりません。
ADとして過ごす期間は5年前後が目安といわれますが、それも活躍次第で、より長い下積み期間を持つ人も少なくありません。
ADからディレクターやプロデューサーへと昇格できるのは、ADの中でも一握りです。
昇格のチャンスを得られなければずっとADを続けるしかないため、テレビ業界でのキャリアを諦めて異業種へと転職していく人も少なからず存在します。
体験談)ADとして長い下積み期間を経たけれど…(男性 30歳 東京都)
転職を思い立った理由…ですか?
そうですね、まず、「30歳」という年齢になったこと。
あとは、あまり言いたくないのですが、「自分の才能のなさ」です。
私は30歳を前にしてもディレクターに昇格することはできませんでした。
同期の者たちが月々とディレクターとして番組を制作していく中、私のポジションはずっと、アシスタントディレクターのままで。
そして、ディレクターに昇格した同期達のアシスタントとして、私は雑用をこなす日々を送っていました。 辛かったですよ、もちろん。
「テレビ業界は才能がモノを言う世界」てよく言いますよね。実際にその業界にいて、本当にその通りだな、と思いました。例えば、上司にいきなりこんなことを聞かれるんです。
「おい、何かおもしろい企画を考えてみろ」
でも、思いつかない。…何も浮かばないのです。
結局、私はただテレビが好きだっただけで、作り手としての才能はまったくありませんでした。
業界に入る前から、「30歳までにディレクターになる」と心に決めていました。ですが、それも叶いそうもなく、更にはずっとテレビ業界で働く自信も薄れてきた私は、「転職」を意識するようになりました。
上記の体験談では、上司から突然「おもしろい企画を考えてみろ」と言われた、とあります。
こうした1つ1つの場面で、ディレクターやプロデューサーとして適性があるかどうかが試されているのかもしれません。
「あいつは面白いアイデアの持ち主だ」と思われることで、大きなチャンスが舞い込むこともあるでしょう。常に番組づくりに情熱を持ち続け、手がけたい番組のアイデアが次々と湧いてくるようなタイプの人に適した仕事といえます。
3)テレビ番組制作会社の平均年収とキャリアパス
テレビ番組制作会社の平均年収
テレビ番組制作会社の平均年収は、ディレクタークラスで377万円です。全業種の平均年収が433万円であることを踏まえると、やや低い傾向にあります。
出典:求人ボックス「給料ナビ」番組ディレクターの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)
上記はテレビ局も含めたディレクターの平均年収ですので、番組制作会社のディレクターやADの平均年収はさらに低いと考えられます。
仕事内容は非常にハードで労働時間も長い職種ですが、とくに下積みの期間は給与水準の面ではあまり期待できないかもしれません。
ただし、プロデューサークラスになると高年収を得ている人も存在するのは事実です。
実績のあるプロデューサーになると、年収1,000万円を超えるケースもめずらしくありません。
未経験からの入社の場合、ADからスタートするのが一般的
未経験者がテレビ番組制作会社に入社した場合、大半のケースでADからキャリアをスタートさせることになります。
現場の補佐役を経験する中で、テレビ業界での基本的な業務知識や番組制作スキルを身につけ、将来的にディレクターやプロデューサーのポジションに就くことを目指すのが一般的です。
よって、テレビ番組制作会社に未経験で転職するなら、年齢が若い人のほうが有利といえます。
ADは体力的にハードな仕事であることに加え、一定の下積み期間を経てキャリアを築いていくことが前提になっているからです。
ADからディレクター・プロデューサーへキャリアアップするには?
ADからのキャリアアップを目指す第一歩は、ADの中で頭角を現して「チーフAD」などのポジションを得ることから始まります。
番組制作会社によっては、さらにディレクター補佐にあたる「チーフアシスタントディレクター」といったポジションを設けている場合もあります。
はじめはADとディレクターを兼務しながら、徐々にディレクター業務へと軸足を移していくイメージです。
ディレクターに昇格する時期の目安は、新卒入社した人で30歳前後、早い人で20代といわれています。
番組制作会社によってはプロデューサーがディレクターを兼ねていることもありますが、一般的にはディレクターからさらにプロデューサーへの昇格を目指すことになります。
このように、ADからディレクター、プロデューサーへのキャリアアップは「ある日を境に役職も仕事内容も一変する」といった類のものではありません。
ADとして就業する中でディレクター業務に関われる機会があれば積極的にアイデアを提供するなど、与えられた業務+αの行動が求められるでしょう。
4)テレビ番組制作会社への転職で意識しておきたい4つのポイント
「番組制作に携わりたい」という熱意が重要
まったく違う業種から制作ディレクターへの中途での転職は容易ではありません。
商社の営業マンだった人なら営業が強いということで「営業職」で採用になる場合がありますし、IT企業でウェブデザインをやっていた人なら「編集」ができることを期待され、編集専門の編集マンになるかもしれません。
テレビ番組を制作するディレクターの中途採用となると、即戦力が求められる場合が多いので、ほとんどは「経験○年以上」などの条件があります。
しかし、近年は多くの制作会社でディレクターやアシスタントディレクターが常に人材不足です。
前職の経験が生かせることもありますから「ディレクターになりたい」「番組をつくりたい」という情熱をぶつけてみましょう。
制作ディレクターに転職を希望する際、まずはテレビ局か制作会社の入社試験を受けます。そして制作部に配属されることこそが大きな第一歩です。
番組制作への熱意は、面接でどのように伝える?
転職する人が、それまで続けてきた仕事を辞める理由は「今の仕事にやりがいを感じない」、「自分の才能が発揮できる仕事に就きたい」などが多いようですが、志望動機に最もよくあるケースは「テレビが好きだから」。
視聴者としてテレビが好きなのはありがたいことですが、採用する側にとっては何の魅力もありません。
未経験の人や異業種の人が、なぜ番組をつくるディレクターになりたいと思ったのか、面接官はそこが知りたいのです。
「なぜ今までの仕事を辞めてまで転職したいと思った?」「どんな番組がつくりたい?」という具体的なことが聞きたいのです。
ディレクターを目指すならディレクターらしく、はっきりと動機を伝えることが大切です。
また個性も重要な要素ですから、転職への情熱を語ることも大事ですが、趣味や特技もしっかりアピールしましょう。
求められるのは世の中に対する幅広い知識と好奇心
テレビ番組制作ディレクターには幅広い知識や好奇心のある人が向いています。
流行をつかむ感性が必要で、興味に偏りがあってはいけません。日頃から映画を観たり、本を読んだり、旅行や趣味であちこちに出かけるなど、知識や視野を広げておくことも大事です。
何事にも疑問を持つことが大切で、わからないことはすぐに調べるクセもつけておくと役に立ちます。
また、激務に耐えられる体力と強い精神力が大事です。
物怖じしない人、くよくよ悩まない人、切り替えが早い人、体力に自信のある人、どこでも眠れる人などがテレビ制作者向きです。
判断力とコミュニケーション力が求められることも多い
番組づくりは常に判断が求められます。自分の考えや演出をしっかり持ち、その場で決断できる力が必要です。
また、制作ディレクターは、スタッフや出演者など多くの人と関わり、指示を出してまとめる仕事ですから、信頼を築くことが大切です。
人と話すことが好きで、リーダーシップが取れ、コミュニケーション能力のある人が向いています。
さらに、人をまとめる統率力や判断力が必要です。
学生時代から映像を学んでいる人や、テレビ局などでアルバイトをしていた人は多少有利になるかもしれません。
ラジオ局や新聞社、出版社、レコード会社、舞台やコンサートを手がけるイベンターなどの経験は同じマスコミ系ですのでプラスになります。
未経験でも転職組でも、テレビ番組づくりに対する大きな夢や目標がある人なら、採用の可能性は十分ありますので、諦めずにチャレンジしてみましょう。
番組制作ディレクターとして必要となる知識・スキルを知っておく
番組制作会社の仕事に適性があるかどうかは、将来的にディレクターを目指せる人材かどうかとほぼイコールと捉えてよいでしょう。
つまり、番組制作ディレクターとして必要となる知識・スキルを把握しておくことで、求められる能力を効果的にアピールしやすくなります。
ディレクターになるために特別な資格は必要ありません。ただし、次に挙げるような知識・スキルが求められることは多いでしょう。
番組制作ディレクターに求められる知識・スキル
- 企画力
- リサーチ力
- プレゼン力
- PCスキル(Office系ソフトの基本操作+編集ソフトのオペレーションスキル)
上記の中でも、駆け出しのADにとって非常に重要になるのがリサーチ力です。
近年はインターネット上のコンテンツを番組企画に取り入れることも増えているため、SNSをはじめネット検索を駆使した情報収集能力は欠かせません。
特定の分野に限らず、幅広いジャンルの基礎知識を持ち、求められる情報を短時間で収集する能力が問われるでしょう。
求人探しは転職エージェント経由で行うのがベスト
とくに未経験者の場合、番組制作会社の求人を探す際には転職エージェントに相談することをおすすめします。
業界経験がない人にとって、どんな番組制作があるのか、企業ごとのカラーがどう違うのかを判断するのは困難です。プロの力を借りることによって、未経験者が挑戦しやすい番組制作会社を優先的に紹介してもらえるでしょう。
また、番組制作会社の求人は一般的な転職サイトに掲載されているものだけとは限りません。
中には希少なポジションを非公開求人で募集する企業もあることが予想されます。非公開求人にアクセスするには転職エージェントを経由する必要があるため、転職エージェントに相談すれば求人が見つかる確率を高められるのです。
5)番組制作会社の求人が多いおすすめの転職サイト・エージェント
リクルートエージェント
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ワンポイントアドバイス | サポートはややスピーディなので、担当エージェントには小まめに進捗状況を報告しておくようにしましょう。 |
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dodaの特徴
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サポート対象地域 | 全国 |
放送・新聞・出版関連の公開求人数 | 約1,800件(2024年11月現在) |
ワンポイントアドバイス | エージェントとの初回面談までに、これまでの経歴について整理しておくと、よりスムーズにサポートを受けられます。 |
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マスメディアンの特徴
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リクナビNEXTの特徴
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サポート対象地域 | 全国 |
テレビ番組制作会社の公開求人数 | 約500件(2024年11月現在) |
ワンポイントアドバイス | 登録時の職務経歴(レジュメ)を詳しく書き込んでおくことで、企業からスカウトをもらえる可能性も高まります! |
まとめ)未経験・異業種からテレビ番組制作への転職は、早めの準備を!
メディアの種類が増え活躍の場は広がったものの、番組制作ディレクターの仕事は睡眠時間も休日も少なく、スピードやクオリティは求められるという過酷な仕事です。
体力的・精神的な面を考慮すると、転職する場合は早めに決断し、できるだけ若いうちに転職しておくほうが得策でしょう。
最近では人材派遣会社がテレビ番組制作への派遣を行っているケースもあり、テレビ経験者でなくともアシスタントディレクターになりやすいこともあります。
テレビディレクターを支えるアシスタントディレクターは常に人材不足ですので、頻繁に募集があります。
怒られてもめげない、下積みに耐えられる柔軟さがあるうちに、また先輩ディレクターの年齢を超えないうちに、転職に向けて早め早めに準備をすることが大切です。