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「運が悪い」と感じる理由とその正体とは?「ツイてない状態」から抜け出す3つの方法

[最終更新日]2025/04/14

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あーあ 運が悪い…「ツイてない状態」から抜け出す3つの方法

人生には波があるもの。調子のよい時もあれば、「最近ついていないな…」と感じる時期もあります。

なかには、「ここ数年、調子が良かったと感じたことがない」「いつもツイていない」と、長期間にわたって運の悪さを感じ続けている人もいるでしょう。

でも、この「運の悪さ」とは実際のところ何なのでしょうか?単なる偶然の連続でしょうか?それとも何か見えない力が働いているのでしょうか?

目次

運が悪い人のイメージ

朝、目覚ましが鳴らず遅刻してしまった。仕事では大事な資料にミスを見つけ、急いで対応したところ、さらに別のミスまで発生。一方で友人は生まれつき人脈が豊富で、次々と良い機会を掴んでいる。
そんな状況を見ると「自分は運がない」と感じてしまいますよね。

でも、少し立ち止まって考えてみてください。
目覚ましが鳴らなかったこと、仕事でミスが続いたこと、友人との環境の違いは、本当に同じ「運の悪さ」としてまとめられるものでしょうか?どこか違和感がありませんか。

実は、「運が悪い」と感じる状況には、主に次の3つの異なる要素があります。これらを一括りにしてしまうのは適切とは言えません。

  • 偶然、悪いことが続いているだけ(確率的な問題
  • 自分の行動や考え方が引き起こした問題(自分自身の問題
  • 他人と比較したときの環境や状況の差(社会的・環境的な問題

今、「自分は運が悪い」と感じているなら、まずはそれが上記のどれに当てはまるのかを整理してみることが大切です。

偶然、悪いことが続いているだけ(確率的な問題)

確率的な問題:DAY 1-DAY 2-DAY 3 雨ばかり!運が悪い

一つ目の視点は、「運」を確率や偶然として客観的にとらえる見方です。

サイコロを例に考えてみましょう。サイコロを振って5回連続で「6」が出ることは珍しいですが、決して起こりえないわけではありません。
同じように、日常生活でも「不運が続く」と感じることがありますが、それも単に低確率の事象が偶然重なっただけかもしれません。

例えば、毎日の降水確率が30%の日が1週間続き、そのすべての日に雨が降ったとします。「どうしてこんなにツイてないんだろう」と思うでしょうが、統計的には十分起こり得る現象です。

統計学には「平均への回帰」という考え方があります。これは、物事は長期的には平均値へ戻る傾向があるという原理です。短期的には好運や不運が連続することがありますが、長期的に見れば運は平均的な状態に戻っていくということです。

確率的な視点で捉えると、「最近ツイてない」という感覚は一時的な偶然にすぎず、時間と共に自然と解消されていくケースも多いのです。

自分の行動や考え方が引き起こした問題(自分自身の問題)

自分自身の問題→自分は運が悪い→行動しても無駄→結局チャンスを逃す :自称・「運が悪い人」の悪循環な行動パターン

二つ目の視点は、「運」を私たち自身の考え方や行動パターンの結果として捉える見方です。「運が悪い」と感じる状況の中には、実は自分の心理や行動が関わっていることが少なくありません。

イギリスの心理学者リチャード・ワイズマンによると、自分を「運が良い」と考える人と「運が悪い」と考える人には特徴的な違いがありました。「運が良い」と思う人は、

  • 新しい経験に積極的
  • 直感を信頼する
  • ポジティブな期待感を持つ
  • 失敗しても良い面を見つける

つまり、「運が良い」と感じる人は周囲にあるチャンスを見つけやすく、積極的に行動する傾向があります。
逆に、「自分は運が悪い」と思い込むと、無意識にチャンスを見逃し、消極的な行動が増え、結果的に悪循環に陥ってしまうこともあるのです。

参考文献:『The Luck Factor』(邦題:『運のいい人の法則』)

他人と比較したときの環境や状況の差(社会的・環境的な問題)

社会的・環境的な問題

三つ目の視点は、「運」を社会的な背景や環境から考える見方です。
この視点では、個人の努力や行動だけでは変えられない社会的・環境的要因が「運」に大きな影響を与えると捉えます。

私たちは生まれ育った家庭環境、教育環境、社会的地位、そして時代背景を自分で選ぶことができません。
これらの要素は偶然与えられたものであり、才能や努力があっても、それを活かせる環境になければ結果につながりにくいことがあります。

社会学には「マタイ効果」と呼ばれる概念があります。これは、「持つ者はさらに豊かになり、持たない者はますます貧しくなる」という現象を指しています。
例えば、幼少期に生まれ月が早い子どもは身体的な成長が早く、周囲から評価されやすいため自信がつき、その後も活躍する可能性が高くなるといった例が挙げられます。

このように、「運が悪い」と感じる背景には、個人の責任だけでなく、社会構造や与えられた環境が大きく影響している場合があるのです。

「運が悪い」と思い続けることは、単なる気分の問題ではありません。
実はこの思い込みが、私たちの思考パターンや行動に大きな影響を与え、仕事の成果や人間関係、さらには人生の重要な選択にまで悪影響を及ぼす可能性があります。

知らず知らずのうちに、この思い込みがあなたの可能性を狭めているかもしれないのです。

人は「運がよい」ことより、「運が悪い」ことをより強く感じる

いい事より悪い事の方が心に残りやすい「いい事 < 悪い事」同じくらいの頻度でも… 悪い事ばかり起きる…

人間の脳は、良いことよりも悪いことに対して約2〜2.5倍も強く反応することが、心理学者カーネマンとトヴァスキーの研究で明らかになっています。

これを「損失回避性」といい、簡単に説明すると私たちは何かを「得する喜び」よりも、同じ価値のものを「失う痛み」をずっと強く感じる傾向があるのです。例えば、1万円を拾って得した喜びよりも、1万円を失くした時の落胆の方が心理的影響が大きいということです。

この特性により、私たちの日常生活では、良い出来事よりも悪い出来事の方が印象に残りやすく、「運が悪い」という感覚を持ちやすくなるのです。

参考情報:Kahneman, D., & Tversky, A. (1979). “Prospect Theory: An Analysis of Decision under Risk.”
https://www.jstor.org/stable/1914185

「自己成就予言」—思い込みが現実になる仕組み

「どうせうまく行かない」という気持ちのせいで失敗することも。プレゼン、どうせ上手くいかない…→不安が的中!やっぱり失敗した!!|ネガティブ思考の自己暗示 → 結果、実際に失敗

「運が悪い」という認識は「自己成就予言」となって、実際の状況をさらに悪化させる悪循環を生み出すリスクがあります。
自己成就予言とは、ある予測や信念が、その予測通りの結果を引き起こすような行動を本人に取らせることで、結果的にその予測が実現してしまう現象です。

「運の悪さ」への思い込みが現実になる主な例

ケース 内容
学習性無力感 「どうせ自分は運が悪いから」と考えることで、状況を改善するための行動を取らなくなり、実際に成功の機会を逃してしまう。
ネガティブな出来事への注目 悪い出来事により強く反応し、記憶に留めやすくなる。良いことは当たり前に感じて見過ごすため、「運が悪い」という印象ばかりが強まる。
消極的な行動パターン 「どうせうまくいかない」と思い込むため、チャンスが来ても行動しなくなる。昇進や新しい挑戦を避けるなど、機会を自ら潰してしまう。

これらの要素が組み合わさると、「自分は運が悪い」という信念が、機会を見逃したり消極的になったりする行動を生み出し、結果として実際の「運の悪さ」を自ら作り出してしまうのです。

ここまで「運の悪さ」が様々な視点から捉えられることや、「運が悪い」と思い続けることのリスクについて見てきました。

では具体的に、「最近ついていない」「いつも運が悪い」という状態から抜け出すには、どうすれば良いのでしょうか?ここからは実践的な3つの対処法をご紹介します。

対処法① 運の良し悪しは捉え方次第で変わることを意識する

どんな「不運」にもポジティブな側面があるはず!「企画書が保存されてなかった!!」〇よかったこと ・二度作り直すことで内容が洗練された ・自動保存の設定など、データ管理の重要性を学べた

「運が悪い」と感じるとき、私たちはつい外部の力や偶然に振り回されている「被害者」のように感じがちです。
しかし、多くの場合、状況には自分がコントロールできる要素が含まれています。まずは「運」を完全に外部の力ではなく、部分的には自分の選択や行動の結果として捉え直してみましょう。

「たまたま起きた出来事」と考えて、感情的な反応を和らげる

何か不運なことが起きたとき、まずは「これは単に低確率の出来事が起きただけかもしれない」と考えてみましょう。
先述した「平均回帰」の確率論的な視点を持つことで、感情的に反応するのではなく、冷静に状況を分析できるようになります。例えば、雨の日に限って傘を忘れたのは、単なる偶然の一致かもしれません。

「不幸中の幸い」を探す習慣をつける

どんな不運な出来事にも、何かしらのポジティブな側面があるものです。「不幸中の幸い」を積極的に探す習慣をつけることで、状況への見方が変わります。

この際におすすめしたいのが、「『だからよかった』ゲーム」という思考トレーニング法です。これは、不運だと感じた出来事について「だからよかった」と続く文を考えるというシンプルなルールです。

「『だからよかった』ゲーム」のシチュエーション別回答例

シチュエーション 「だからよかった」こと
電車が遅延して会議に遅れた
  • 資料を最終確認する時間ができた
  • 次回からは時間に余裕を持って行動するきっかけになった
プレゼンの最中にパソコンがフリーズした
  • 緊急時の対応力を鍛えることができた
  • 事前準備の重要性を再認識し、次回からのバックアップ体制を整えるきっかけになった
長時間かけて作成した企画書が保存されていなかった
  • 二度目に作り直すことでさらに内容が洗練された
  • 自動保存の設定など、データ管理の重要性を学べた

自分の行動パターンを分析する

「運が悪い」と感じる状況が繰り返し起こるなら、そこに何らかのパターンがないか分析してみましょう。
例えば、いつも締め切りギリギリまで作業を後回しにしているなら、トラブルが起きやすくなるのは必然かもしれません。

自分の行動や判断のクセを客観的に見つめ直すことで、「運の悪さ」の一部が実は自分の行動パターンから生じていることに気づくこともあるでしょう。

対処法② これまでの出来事を「あなたならではの物語」に再定義する

「自分の成長物語」の一部として捉えてみる|これは不運ではなく試練なんだ!!

「主人公の旅」としての人生観

小説や映画の主人公は、必ず困難や試練に直面します。しかし、それらの困難は単なる「不運」ではなく、主人公が成長するための重要な要素です。
あなたの人生も同様に、「運が悪い」と感じる出来事を「主人公(あなた)の成長物語」の一部として捉え直してみましょう。

ジャーナリングで「あなたの物語」を描く

具体的な方法としておすすめしたいのが、ジャーナリング(日記)の活用です。以下のステップで進めると効果的です。

  • これまで経験した困難や不運だと感じる出来事をリストアップする
  • それぞれの出来事から学んだこと、得られた強みや気づきを書き出す
  • これらを繋げて「自分の成長物語」として再構築する

例えば「就職活動で何度も不採用になった」という経験も、「自己分析を深め、本当に自分に合った仕事を見つけるきっかけになった」と捉え直せます。
重要なのは、不運な出来事を単なる障害ではなく、あなたを成長させる貴重な経験として意味づけることです。

「被害者」から「創造者」へ視点を転換する

「運が悪い」という捉え方は、自分を状況の「被害者」として位置づけてしまいます。
しかし視点を変えれば、同じ経験も「自分らしい人生を創造するための素材」になります。困難な経験があったからこそ、他者への共感力が育まれたり、独自の視点を持てるようになったりする場合も多いです。

対処法③ 明日の自分がポジティブになれるための行動を、今日のうちにやっておく

未来のあなたは今の行動で変えられる。例:・朝の服を選んでおく ・ランチのお弁当を作っておく ・明日の会議資料に目を通しておく

運の良し悪しは、過去の自分が現在の自分のためにした(あるいはしなかった)ことの結果でもあります。同様に、現在のあなたが「未来の自分」のために行動することで、将来の「運」を良くすることができます。

「明日の自分へのプレゼント」を毎日実践する

具体的な方法として、毎日寝る前に「明日の自分が喜ぶこと」を3つ実行する習慣をつけましょう。例えば:

  • 朝の服を準備しておく
  • ランチの弁当を作っておく
  • 明日のミーティング資料に目を通しておく

こうした小さな行動が、翌日のスムーズなスタートや気分の良さにつながり、結果的に運を引き寄せる土台になります。

段階的に大きな行動へ発展させる

慣れてきたら、より長期的な視点での「未来の自分へのプレゼント」も考えましょう:

  • 健康診断の予約をする
  • スキルアップのための学習時間を確保する
  • 将来のための貯金を始める

これらの行動は、数ヶ月後、数年後の「運の良さ」に直結します。健康という最高の運、キャリアの選択肢が広がる運、経済的安定という運—これらはすべて、今日の小さな行動から生まれるのです。

「運を引き寄せる環境」を整える

「運のいい人」の特徴として、チャンスに気づきやすい環境を自ら作っていることが挙げられます。新しい出会いや情報に開かれた状態を意識的に作りましょう。
異なる分野の本を読む、新しい場所に出かける、違うタイプの人と交流するなど、日常に小さな変化を取り入れることで、「運の良さ」を引き寄せる可能性が高まります。

「運」は待っているだけでは改善しません。これら3つの対処法を実践することで、「運の悪さ」から抜け出し、より前向きで充実した日々を手に入れることができるでしょう。

考え方と行動を変えて、運を育てよう!

人が「運が悪い」と感じる視点と心のメカニズムについて

  • 「運が悪い」状態には3つの視点がある:確率的問題、心理的問題、環境的問題
  • 人間の脳は不運な出来事に対して2〜2.5倍強く反応する「損失回避性」を持つ
  • 「自分は運が悪い」という思い込みは「自己成就予言」となり実際の状況を悪化させる

「運が悪い」状態から抜け出す3つの対処法

  • 対処法①:運を自分の選択・行動の結果と捉え、「不幸中の幸い」を探す習慣をつける
  • 対処法②:困難を「成長のための物語」として再定義し、被害者から創造者へ視点を変える
  • 対処法③:「未来の自分のため」の小さな投資を毎日積み重ね、運を育てる

「運が悪い」と感じる時期は誰にでもあります。しかし、その認識自体があなたの未来を左右することを忘れないでください。
不運な出来事をあなた自身の成長物語に組み込み、どんな状況にもポジティブな側面を見出す習慣を身につけ、明日の自分のために今日から行動することで、運の流れは徐々に変わっていきます。

運は偶然の産物ではなく、あなたの思考と行動によって育てられるものなのです。
確率論的に「平均への回帰」は起こりますが、それを待つのではなく、自ら運気を育てる選択をしましょう。

「運が悪い」と感じる今こそ、新しい運気を育てるチャンスかもしれません。あなたの小さな行動の積み重ねが、やがて「運のいい人」という評判を生み、実際にチャンスを引き寄せる好循環を作り出すはずです。

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