マイナビ介護職の特徴と評判・口コミは?自分に合った施設探しにおすすめ
[最終更新日]2024/08/17
介護・福祉の仕事へ転職を考えている人の中には、数ある転職サービスのうち、どれに登録すべきか悩んでいる人もいるかもしれません。
「大手や待遇のいい職場に転職したい」「業界に詳しいエージェントにサポートしてほしい」
このような人におすすめしたいのが、「マイナビ介護職」です。
目次
マイナビ介護職の特徴とおすすめの人
マイナビ介護職の特徴
サービス概要 | 介護業界の転職支援に特化した転職エージェント 《主なサービス内容》
|
---|---|
取り扱い求人の主な職種 |
|
対応エリア | 全国 |
求人数 (2024年8月時点) |
公開求人約7.9万件 |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社マイナビ |
公式サイト | https://kaigoshoku.mynavi.jp/ |
「福利厚生が充実」「教育制度が整っている」などのホワイト企業の求人が多いと評判のサービス。担当のサポートも手厚いです。
マイナビ介護職は、介護転職者からの認知度No.1※を獲得している転職エージェントです。
※GMPリサーチ株式会社調べ(2021年7月)
人材大手の株式会社マイナビが運営しているサービスということもあり、大手介護施設・事業所や待遇のよい求人が多いのが特徴です。
また、転職のパートナーとして業界に詳しいエージェントがサポートしてくれるので、信頼できるアドバイスや書類・面接対策などを受けながら転職活動を進められるでしょう。
マイナビ介護職がおすすめの人

マイナビ介護職は全国の介護施設・事業所の求人を保有しています。
また、エージェントを通じてのみ紹介可能な「非公開求人」もあります。
通常の求人サイトには掲載されていない求人を紹介してもらうことができるので、競争相手の少ない中で転職活動に臨むことができます。
マイナビ介護職で紹介可能な職種は?

介護ワーカーが保有する求人の多くは「介護職・ヘルパー」です。
そのほか、「ケアマネージャー」や「生活相談員」、「看護助手」、「サービス提供責任者」などの職種も確認できます。
施設別では、「通所介護(デイサービス)」「特別養護老人ホーム(特養)」「有料老人ホーム」「グループホーム」など、介護に関わるサービス全般を確認できます。
マイナビ介護職の職種別の求人数(2024年8月現在 公開求人のみ)
職種分類 | 求人数 |
---|---|
介護職・ヘルパー | 約5.1万件 |
生活相談員 | 約4,300件 |
看護助手 | 約3,900件 |
ケアマネージャー | 約9,800件 |
サービス提供責任者 | 約2,600件 |
施設長 | 約550件 |
児童発達支援管理責任者 | 約450件 |
サービス管理責任者 | 約900件 |
福祉用具専門相談員 | 約30件 |
生活支援員 | 約850件 |
マイナビ介護職のサービス種別の求人数(2024年8月現在 公開求人のみ)
サービス種分類 | 求人数 |
---|---|
訪問介護 | 約5,200件 |
介護老人保健施設(老健) | 約5,100件 |
有料老人ホーム | 約8,700件 |
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) | 約3,500件 |
特別養護老人ホーム(特養) | 約8,700件 |
通所介護(デイサービス) | 約1.1万件 |
通所リハ(デイケア) | 約1,500件 |
グループホーム | 約6,900件 |
障がい者施設 | 約1,500件 |
訪問入浴 | 約1,000件 |
訪問看護 | 約600件 |
訪問診療 | 約60件 |
マイナビ介護職の評判・口コミ

マイナビ介護職を実際に利用した人の評判・口コミで、良い評価のもの・悪い評価のものでそれぞれどんな意見が多かったかを見てみましょう。
マイナビ介護職の良い評判・口コミで多かった意見
- 業界に詳しいエージェントが丁寧にサポートしてくれる
- 大手や待遇のいい求人が多い
ネット上のマイナビ介護職の評判・口コミ【高評価】
マイナビ介護職で、転職しました。
担当の方、電話が基本でしたが、丁寧、親切に対応して頂きました。
とりあえずマイナビ介護ってやつに登録?さっき担当の人からかかってきて話しました?地元近くて昔お店してた時のお客様だった人でめちゃくちゃ話が盛り上がりました?捨てる神あれば拾う神あり‼️
登録後はキャリアカウンセラーから連絡があり色々話を聞いてくれてサポートしてくれるので、本気で転職を考えている人・早期に転職をしたい人にはとても心強いと思います。
マイナビ介護は大手などの企業が運営している所などを紹介してくれます。
自分の希望要件を伝えるとそれに合った内容条件の求人を提示してくれるので便利ではあります。最初のやり取りの中で書類などの手続は全てお願いできるといわれたので、負担は減るなと思いました。
介護職の求人を探している時に出会ったサービスです。地域の求人が非常に多くあったので驚きました。その他の求人媒介を利用していましたが、あまり件数がヒットしないで希望の職種は諦めようと思っていたのですが、無事に介護職に就く事ができました。
※ ネット上の評判・口コミの一部を紹介しています。
良い評判・口コミでは「担当エージェントのサポート」「求人の品質」に関する声が多く見られました。
転職成功のポイントとしては「担当エージェントとの相性」も非常に大切です。
その意味で、業界に詳しく親身にサポートを行ってくれるのは転職者にとってメリットは大きいでしょう。
また、人材大手のマイナビグループが運営していることもあり、大手や待遇のいい求人が多いのも、マイナビ介護職ならではの利点と言えるでしょう。
マイナビ介護職の悪い評判・口コミで多かった意見
- 連絡がしつこい/転職活動を急かされる
- 担当エージェントとの相性が合わない
ネット上のマイナビ介護職の評判・口コミ【低評価】
マイナビ介護で5月の中旬登録し、仕事を本格的に探す事を伝えていたのにめちゃくちゃしつこい電話どこか早く決めないと…という感じで、仕方なく6月中旬面接次の日合否発表しかもLINEで不合格を伝える?それで一度退会
マイナビ介護 あまりに電話が多い&回線何個あんの?でノイローゼになりそうだから問い合わせフォームから退会しようとしたら問い合わせフォームがNot Found…
登録初日に色々ヒアリングし、明後日の午後3時にまた電話しますということで話を終わりました。その明後日、午後2時から8時まで待てども、一向に電話がありません。
はじめのうち親身にお話しを聞いてくれて、自分に合った所を探してくれる方に思えたから、良かった様に思うけど…でも実際は、紹介して早くに転職先を決めてしまえば良いと思ってるのかな⁇って感じました。
※ ネット上の評判・口コミの一部を紹介しています。
一方、悪い評判・口コミとしては「連絡がしつこい」「担当エージェントと相性が合わない」という声が見られました。
このことから、マイナビ介護職ではエージェントのサポート力は担当によって異なることが分かります。
転職活動を進めるにあたっては、担当エージェントとのやり取りのしやすさ、知識の豊富さなども確認しておくことが大切です。
評判・口コミから分かるマイナビ介護職のメリット

マイナビ介護職に登録するメリット
介護・福祉業界に詳しいエージェントが親身にサポートしてくれる
利用者の評判・口コミからは、「担当エージェントのサポート」に対する高評価が多数見受けられました。
求人票だけだと条件面くらいしかわかりませんが、マイナビ介護職は専任アドバイザーが職場の雰囲気など細かい情報を教えてくれます。
いくら条件が良くても気持ち良く働けないところでは働きたくなかったので、アドバイスは有難かったです。前職場も人間関係が原因で退職した経緯があったからなおさらです。実際働いてみて情報通りの雰囲気だったので、本当に利用して良かったと思いました。地元にはあまり希望する職場は無いと思っていましたが、私が知らないところの求人を紹介してもらい、すごいコネクションだなあ、と感心したことも憶えています。
私は出産後、一年経った時点で介護職に復帰しようと思っていたのですが、前の職場の雰囲気が悪くて条件も良くなかったので、こちらに登録させて頂きました。
想像以上に、専任のアドバイザーが自分の希望を細かく聞いてくれて、勤務先の雰囲気なども教えてくれたので心強かったです。地方なので都内より、求人が少ないんじゃないかと不安がありましたが、考えているよりは紹介も沢山してもらえて助かりました。
子供がまだ小さいので夜勤のないデイサービスに就職が決まってほっとしています。
条件もお給料も前より、ずっといい職場なので安心して仕事に集中できています。
マイナビ介護職では、介護業界に詳しい担当エージェントがマンツーマンで転職活動をサポートしてくれます。
希望条件をヒアリングしたうえで、マッチする求人を紹介してくれるので、齟齬がない状態で勤務を開始できるでしょう。
書類添削や面接対策といったサポートにも力を入れており、志望動機や自己PRの作成にも役立つでしょう。
参照元:マイナビ介護職公式サイト
また、マイナビ介護職は全国19か所で転職相談会も開催しています。
「すぐに転職先を見つけたい」「初めての転職活動の進め方を教えてほしい」など、悩み別に会を設けていますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
参照元:マイナビ介護職公式サイト
離職率や職場環境などの、詳細の施設情報を知れる

参照元:マイナビ介護職公式サイト
介護業界での転職を検討している多くの人にとって、応募する施設や事業所の雰囲気や離職率といった情報はぜひ知っておきたいところでしょう。
株式会社マイナビはおよそ40年にわたり人材事業を行っているため、多くの介護施設・事業所との間にパイプを築いています。
自分一人では調べられない範囲の「スタッフの配置人数」や「給与・離職率」についても情報収集を行っているので、自身の適性とのマッチングを踏まえたうえで転職できるでしょう。
大手や待遇のよい求人が多い
・マイナビ介護は大手などの企業が運営している所などを紹介してくれます。
介護職の求人を探している時に出会ったサービスです。地域の求人が非常に多くあったので驚きました。その他の求人媒介を利用していましたが、あまり件数がヒットしないで希望の職種は諦めようと思っていたのですが、無事に介護職に就く事ができました。
待遇も良い求人があり、どこにしようか悩めるとは思っていませんでしたので、利用して良かったです。無資格でも雇用してもらえる求人を探しており、それなりの件数がヒットして条件も良い。このサービスを転職の時に使った事は大正解だったと自分で思っています。介護職をしたいと思っているなら最適です。
マイナビ介護職は全国を対象に求人紹介を行っています。
そのため、住んでいる場所から近い介護施設・事業所を見つけやすいのがメリットの1つでしょう。
また、人材大手のマイナビが運営しているため、大手の介護施設・事業所の求人や好待遇の求人も多い傾向にあります。
その他、公式サイトには掲載されていない「非公開求人」も、マイナビ介護職に登録すると紹介してもらうことができます。

ちなみに、マイナビ介護職では「未経験」「資格なし」の人でも勤務可能な求人も保有しています。
2024年8月時点で、「未経験OK」の求人はおよそ2.7万件ヒットしました。

参照元:マイナビ介護職公式サイト
別業種・職種から介護の仕事を目指したい人にとっても、マイナビ介護職はおすすめです。
評判・口コミから分かるマイナビ介護職のデメリット・注意点

マイナビ介護職のデメリット・注意点
連絡がしつこい/転職活動を急かされていると感じる場合もある
マイナビ介護職では「連絡がしつこい」「転職を急かされる」という口コミも見られました。
マイナビ介護で5月の中旬登録し、仕事を本格的に探す事を伝えていたのにめちゃくちゃしつこい電話どこか早く決めないと…という感じで、仕方なく6月中旬面接次の日合否発表しかもLINEで不合格を伝える?それで一度退会
7月退職のため有給中に仕事見つからず登録
マイナビ介護 あまりに電話が多い&回線何個あんの?でノイローゼになりそうだから問い合わせフォームから退会しようとしたら問い合わせフォームがNot Found…
わざとか??
マイナビ介護職からの電話連絡は、大きく分けて以下の2つの意図でかけられることがほとんどです。
- ①希望条件・勤務経験についての詳細なヒアリング
- ②求人紹介の報告
特に②の場合、求人が増えている時期である可能性も高く、自身の希望にマッチする職場に出会える確率も高まるでしょう。
そのため、マイナビ介護職からの電話にはなるべく対応しておくことをおすすめしますが、あまりにも頻度が高いと感じられる場合には、一度「連絡がつきやすい時間帯」「連絡頻度」について情報共有しておくとよいでしょう。
担当エージェントとの相性が合わないことも
マイナビ介護職を利用した人の評判・口コミには、「担当エージェントとの相性が合わない」という声もありました。
登録初日に色々ヒアリングし、明後日の午後3時にまた電話しますということで話を終わりました。その明後日、午後2時から8時まで待てども、一向に電話がありません。担当がハズレだったのかと思い、後日再登録し、メールが来たので返信。翌日メールで送った希望の時間に電話がきたが、なんと同じ人であった。
当人は電話を忘れたことをこれっぽっちも覚えてない様子なので、あえて突っ込まなかったが、大手とはいえもう信頼できません。ネームバリューだけで、社員教育が行き届いてないのかと思ってしまいました。
担当者の感じは、はじめの内なら親身にお話を聞いてくれて、自分に合った所を探してくれる方に思えたから、良かった様に思うけど…
でも実際は、紹介して早くに転職先を決めてしまえば良いと思ってるのかな⁇って感じました。担当者から紹介された職場は、人間関係や給料、職場環境なども、職員の定着率が良く、求人が余り出てないと言われたので、面接受けたのですけど…。
私は、何社か面接とかして比較したかったのですが、「採用になっている所へ入社して下さい」と言われ、入社しましたが…
面接と現場は違うので、面接時の雰囲気が良いとかだけじゃダメなんだなとか、職場の選びで事務所の人間性とか雰囲気だけ良くても、内部環境が良いとは言えないので、正直な所ガッカリです。定着率が良いのは、多分ですが他を知らない新卒や未経験者を多く雇ってるからなのでは?って思いましたし…
私の求めてた職場環境と賃金面でなく残念でした。
後、評判が悪い所も紹介される事もあるので、自分で調べたりする事も大切かと思います。
担当エージェントのサポートの品質はすべて均一というわけではありませんので、中にはやり取りを進めていく中で「合わない」と感じる担当者に当たってしまうことも考えられます。
あなたにとって良い担当エージェントかを確認する際は、以下の3つのポイントを見るとよいでしょう。
- キャリア相談に、親身に乗ってくれるか
- 求人を紹介する際に、おすすめする理由についてきちんと納得できる説明をしてくれるか
- 目指す職種・企業について詳しいか
特に2点目については、担当エージェントが転職者の希望を正しく把握できているかどうかを見極めるポイントでもあります。
担当エージェントのサポートに不満を感じた場合は、担当変更を依頼できます。
また、リスクヘッジも兼ねてマイナビ介護職以外の転職サービスにも登録しておいた方が安心です。
マイナビ介護職を有効活用するための3つのポイント
ここからは、マイナビ介護職のサービスを有効活用するための3つのポイントについて紹介します。
初回面談の前に、理想とする働き方を明確にしておく

介護の仕事は職種・サービス形態ともに選択肢が多く、どの仕事に就くかによって仕事内容も大きく異なります。
また、「正社員か、派遣社員か」によって、勤務時間や働き方も異なります。
これらについて全くノープランのままサポートを受けるよりは、事前にある程度の希望条件を整理しておくことをおすすめします。
介護業界での正社員・派遣社員の働き方の違い
派遣社員 | 正社員 | |
---|---|---|
雇用期間 (いつまで働くか) |
・期間の定めあり(同じ職場で働けるのは最長3年) | ・期間の定めなし |
働き方 (勤務時間はどうか) |
・ある程度自分の希望に沿った時間帯で働くことができる | ・シフト制であることが多い(施設による) ・職場によっては、残業が多い場合も |
給与・福利厚生 (待遇はどうか) |
・派遣会社から給与が支給され、福利厚生も派遣会社のルールが適用される | ・勤務先の施設から給与が支給され、福利厚生も施設のルールが適用される |
介護施設の種類と概要
介護施設の種類 | 概要 | 利用者の介護度目安 |
---|---|---|
デイサービス | 「通所系」サービス。主に公的施設、民間企業が運営。デイサービスは、日帰りで、送迎、入浴、機能訓練、交流、食事、レクリエーションなどを行なうところです。 近年では、要介護の状態にならないように、要支援1~2の利用者が積極的にサービスを利用する「介護予防」枠も重要視されています。 |
要支援1 ~要介護5 |
訪問介護 | 「訪問系」サービス。主に公的施設、民間企業が運営。自宅に訪問して、身体介護(入浴介助、排泄介助など)や、生活援助(掃除、洗濯、買物代行、調理など)を行ないます。 デイサービスと同様に、自立支援目的で要支援1~2の利用者が積極的にサービスを利用する「介護予防」枠も重要視されています。 |
要支援1 ~要介護5 |
有料老人ホーム(①介護付き/②住宅型/③健康型) | 「入所系」サービス。主に民間企業が運営。 ①介護付きは、施設職員の介護サービスを受けます。 ②住宅型は、外部のデイサービスや訪問介護と契約してサービスを利用します。 ③健康型は、食事や一部の家事支援などがついており、自立している方が利用する施設です。 |
自立、要支援1~要介護5(施設により条件が異なります) |
グループホーム | 「入所系」サービス。主に民間企業が運営。認知症の方が対象の、5~9人・1ユニットの共同生活施設です。 認知症の特徴を理解した上での、声掛けや見守りが重要な業務となります。少人数のため、アットホームなイメージの強い介護施設です。 |
要支援2 ~要介護5 |
介護老人保健施設 | 「入所系」サービス。主に医療法人や社会福祉法人などが運営する公的施設。リハビリを行いながら自宅復帰を目指す一時入所場所です。 通称「老健」と呼ばれています。常勤の医師が配置されており、その管理のもとリハビリ専門職によるリハビリを実施。 |
要介護1 ~要介護5 |
特別養護老人ホーム | 「入所系」サービス。主に自治体や社会福祉法人が運営する公的施設。医療的な入院治療などが無い限り、最後まで暮らせる入所施設です。 入所条件は要介護3以上で、在宅生活が困難になり、家族に代わって介護を行なう施設です。通称「特養」と呼ばれています。 |
要介護3 ~要介護5 |
初回面談の際に働き方の希望を共有できると、その後の求人紹介の流れもスムーズになります。
また、各勤務形態や施設の種類によってどのようなキャリアを積んでいけるのか、担当エージェントに意見をもらうのもよいでしょう。
職場選びは慎重に行おう(可能な限り職場見学を)

介護の仕事への転職で、「職場選び」は非常に重要です。
公益財団法人 介護労働安定センターの調べによると、介護職の転職理由のうち、最も多いのが「職場の人間関係」だと言います。

引用元:公益財団法人 介護労働安定センター 「介護労働の現状について」
上記のグラフから分かるように、転職理由の上位はいずれも「職場に関する不満」です。
これらのミスマッチを避けるためには、応募するにあたって可能な限り職場見学をさせてもらうことをおすすめします。
マイナビ介護職では、担当エージェントにその旨を伝えれば、職場見学をセッティングしてくれます。
介護の職場選びでチェックしておくべきポイントについては、以下にまとめています。
介護の働く職場選びで、チェックするポイント
- ①求人内容(サービス内容、業務内容、待遇、福利厚生)
- ②職員数(利用者に対して人数が少なすぎないか、有資格者は一定層居るか、退職者の多さはどうか)
- ③育成・研修、マニュアルの整備などは充実しているか
- ④施設に電話した際の対応の様子
- ⑤気になっている事業所の法人について
①求人内容(サービス内容、業務内容、待遇、福利厚生)
サービス内容/業務内容:
介護士と一言で言っても、高齢者分野なのか、障害者分野なのか。また、通所なのか、訪問なのか、入所なのか。それによって、業務内容も大きく異なります。
例えば、高齢者分野のデイサービスの介護士であれば、入浴介助やレクリエーションなど。特別養護老人ホームであれば、食事介助、入浴介助や排泄介助などが、主な業務となることでしょう。
待遇/福利厚生:
サービス業種(訪問介護、デイサービス、特別養護老人ホームなど…)や夜勤の有無によっても給与は大きく異なります。
また、昇給や賞与はあるか、社会保険に加入しているか、退職金制度はあるか、交通費、扶養手当、住宅手当、食事代補助は出るのかなど、調べておくと良いでしょう。
仕事をしていく上でのモチベーションにもなるポイントです。
②職員数(利用者に対して人数が少なすぎないか、有資格者は一定層居るか、退職者の多さはどうか)
利用者に対して人数が少なすぎないか:
職員が少ないと体力・気力ともに余裕が無くなってしまいます。経営側は、人員基準をクリアすることに必死ですが、現場は人員基準の最低人数だけでは現場がまわらないことが多々あります。
良いケアを提供するためにも、重要なポイントです。
有資格者は一定層居るか:
有資格者がいる≒ケアに対しての理解がある≒良いケアが提供できる。すると、働き方にも余裕が生まれ、急なトラブルなどにも迅速に対応することが出来ることでしょう。
退職者の多さはどうか:
心身共に大変な介護職。職場環境が悪かったり、職員の教育制度が不十分であると、必然と退職者も増えてきます。この点もチェックしておくとよいでしょう。
上記3点については、「厚生労働省 介護サービス情報公表システム」でも確認できます。
介護サービス情報公表システム

公式サイトURL:https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/
介護サービス情報公表システムは、高齢者介護分野の検索サイトです。このサイトでは、上記に挙げたような各事業所の情報を確認することが出来ます。

ただし、介護施設は多くの場合人の出入りが激しく、介護サービス情報公表システムで紹介されている情報が最新でない場合もあります。
紹介されている数字は参考程度にしておき、詳細はTELや見学するなどして、直接確認するとよいでしょう。
③育成・研修、マニュアルの整備などは充実しているか
職員の、育成・研修体制はどうか、マニュアルの整備などは整っているかという点は、非常に重要なポイントです。
例えば、介護の仕事をしていると、一つの介助に対して、方法がいくつもあるケースが多々あります。
職員によって介助方法が違うと利用者側は混乱し、その結果、事故の原因にもなりかねません。職員も不安感が強くなり、その積み重ねで、「離職」に結び付いてしまいます。
そこで、職員の育成や研修、マニュアルの整備などを行なっている職場は、介助に対して自信を持って対応できる上、離職の防止にも繋がります。
事業所の研修、マニュアルの整備状況の確認については、直接事業所に確認するほかに、「ワムネット 障害福祉サービス等情報検索」を活用するとよいでしょう。
ワムネット 障害福祉サービス等情報検索

公式サイトURL:https://www.wam.go.jp/sfkohyoout/COP000100E0000.do

ワムネットは障害福祉分野の事業所検索サイトで、前述の介護サービス情報公表システム同様に事業所の体制、取り組みなどかなり細かいところまで確認できます。
ただし、すべての事業所が完全に網羅されているわけではないこと、また紹介されている情報が最新でない場合もありますので、最新の情報は事業所に直接確認することをおすすめします。
④施設に電話した際の対応の様子
事務所の電話対応で、「その事業所の中身が全て分かる」と言えるくらい、事務所の電話対応はとても重要です。
いわゆる『施設の顔』なわけですから、ネットなどで下調べを終えた後は、直接電話をしてみることをおすすめします。
介護施設は特に、施設長(場合によっては理事長)の介護に対する考えが、介護士の仕事を大きく左右します。
その施設長は、一日のうち大半の時間を事務所で過ごすわけですから、事務員の電話対応がしっかりしているところは、施設長の考えや教育がしっかりしている、と捉えてもよいでしょう。
言い方を変えると、電話対応が悪いと、介護士の質も悪い事が容易に想像できてしまう、という事です。
入職を決める前に、事務職員の電話対応についても、チェックしておくとよいでしょう。
⑤気になっている事業所の法人について
法人内にある全ての事業所についても、知っておく必要があります。
例えば、「社会福祉法人〇〇」という訪問介護事業所に採用が決まったとします。かつ、社会福祉法人〇〇には、訪問介護のほか4つの事業所(合計5つ)が存在したとします。
- 訪問介護
- 通所介護(デイサービス)
- 短期入所生活介護(ショートステイ)
- 特別養護老人ホーム
- 居宅介護支援事業所
恒常的な人材不足である介護業界では、「同法人内の別事業所へ異動」というケースは多々あります。
最初は、訪問介護の事業所で採用になったものの、しばらくして仕事に慣れてきた頃、通所介護や短期入所生活介護の人手が欠けた時に、人事異動が発令される、ということがあります。
事前に法人全体の事業所を調べ、人事異動の有無についても、確認しておくことをおすすめします。
複数の介護向け転職エージェントに登録する

介護・福祉専門の転職エージェントはマイナビ介護職だけではありません。
複数の転職エージェントに登録しておくことで、より幅広く転職先の選択肢を持つことができます。
また、別のサービスでそれぞれの担当者からアドバイス・フォローをもらうことで、相性の面も含め「どのサービスが一番自分に適しているか」といった判断軸も持てるようになります。
マイナビ介護職以外の転職エージェントについては、後述する「マイナビ介護職とあわせて利用しておきたい、おすすめの転職サービス」もご参照ください。
マイナビ介護職のサービス登録から内定までの流れ
マイナビ介護職は公式サイトより無料で登録が可能です。
ここではサービスへの登録から内定までの大まかな流れを説明します。
(1)公式サイトより基本情報の入力と面談予約
まずは公式サイトより5つのステップに沿って「資格の有無」「希望の働き方」「基本情報(連絡先・氏名など)」を入力していきます。
登録は3分ほどで完了します。
(2)担当エージェントと面談の日程を調整する
サービスを登録した後、担当エージェントから、相談や面談など、今後の転職活動の進め方について、確認のメールまたは電話が来ます。
都合の良い日時を伝えて、面談日時を確定します。
面談前に、現在の転職の意思や希望を説明できるように整理しておくとよいでしょう。
併せて、履歴書や職務経歴書も用意しておくことをおすすめします。
(3)担当エージェントと面談
かいご畑の担当エージェントとの面談は、対面・オンライン・電話いずれかを選ぶことができます。
ここでは、可能な限り「対面」での面談を選ばれることをおすすめします。
なぜなら、顔を合わせての面談のほうが相互理解や信頼関係の構築がされやすく、担当エージェント側でもよりあなたの希望に沿った提案をしやすくなるからです。
担当エージェントの初回の面談にかかる時間はおおよそ2時間前後です。
はじめに、あなたの転職に対する思いや希望条件、職歴や今後のキャリアイメージについてのヒアリングがあります。
その後、担当エージェントのほうでおすすめの求人を紹介してくれます。
面談では、「具体的に転職活動を始められる時期」や「いつから面接をスタートできるか」、「職務経歴書の修正(ブラッシュアップ)はいつくらいまでに完成しそうか」といった、今後のスケジュールについての確認もされます。
事前に直近の予定を整理しておく、スケジュール帳を持っていくなどしておくとスムーズでしょう。
(4)履歴書・職務経歴書の添削、および面接対策の実施
ここから、マイナビ介護職のサービスを更に有効活用していくためには、「履歴書・職務経歴書の添削」および「面接対策」を依頼することをおすすめします。
これらのサポートを受ける場合は、初回訪問の後に2回目の訪問をして、担当エージェントとの打ち合わせをすることになります。
「2回も打ち合わせるなんてちょっと面倒…」と思われた人もいるかもしれませんが、現役エージェントいわく、「2回目以降も対面で会いに来てくれる転職活動者の方が、転職成功率は圧倒的に高い」とのことです。
満足のいく転職を実現するためにも、ぜひこれらのサービスも受けておきましょう。
(5)希望する企業への応募(書類選考・面談)
求人企業への応募および面接日程の調整は、すべて担当エージェントが進めてくれます。
企業との面接当日は、原則10分前にはオフィスに到着できるように行動しましょう。
また、ご自身でも面接準備を万全に行っておくことをおすすめします。
(6)内定獲得後、担当エージェントに給与交渉・入社時期の調整をしてもらう
面接に合格し、内定通知を受けても、まだ気を緩めずに。
給与交渉や入社時期の調整が必要な場合は、内定通知後に行うことになります。
また、この際も担当エージェントに代行して行ってもらうとスムーズです。
──以上、マイナビ介護職のサービスの流れをざっとご紹介しました。
特に今回がはじめての転職になるという人は、事前に活動の流れについてイメージを持っておくのは非常に重要です。
なお、人気の高い求人情報は早いタイミングで別の候補者から応募が殺到しますので、チャンスを逃さないようにするためにも、登録は早めに行って、他の転職活動者の一歩先を行くアクションを取っていかれることをおすすめします。
マイナビ介護職利用にあたってよくある質問【FAQ】
今すぐに転職する予定はないのですが、登録しても大丈夫ですか?
すぐに転職する予定がなくとも、マイナビ介護職を利用している人は多くいます。
転職活動は「必要に迫られて開始する」よりも「自身のキャリアプランを立てておき、常日頃から希望に合う求人をチェックする」人の方が転職成功しやすいといいます。
サービスを最大限活用するうえでも、早いタイミングで登録しておくと良いかもしれません。
マイナビ介護職のサポートは、どこで受けることができますか?
マイナビ介護職では全国22会場のほか、出張転職相談会でも面談を受けることができます。
また、「平日がお仕事で行けない」という人のために、休日転職相談会も実施しています。
マイナビ介護職の拠点一覧
場所 | 住所 | 最寄り駅 |
---|---|---|
札幌会場 | 北海道札幌市中央区 北二条西三丁目1番地20号 札幌フコク生命越山ビル 9F | 札幌駅 |
仙台会場 | 宮城県仙台市青葉区 中央一丁目6番35号 東京建物仙台ビル 8F | 仙台駅 |
東京会場(新宿) | 東京都新宿区新宿4丁目1番6号 JR新宿ミライナタワー 24階 | 新宿駅 |
東京会場(京橋) | 東京都中央区京橋三丁目7番1号 相互館110タワー 4F/9F/10F | 京橋駅 |
西東京会場 | 東京都立川市曙町1-31-2 遠藤創進ビル 4F | 立川駅 |
埼玉会場 | 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1丁目7番5号 ソニックシティビル 22階 | 大宮駅 |
横浜会場 | 神奈川県横浜市西区南幸一丁目1番1号 JR横浜タワー18階 | 横浜駅 |
千葉会場 | 千葉県千葉市中央区新町1000番地 センシティビルディング 14F | 千葉駅 |
船橋会場 | 千葉県船橋市本町二丁目1番1号 船橋スクエア21 10F | 船橋駅 |
群馬会場 | 群馬県高崎市 八島町58番地1 ウエスト・ワンビル 9F | 高崎駅 |
静岡会場 | 静岡市葵区追手町1-6 日本生命静岡ビル2F | 静岡駅 |
名古屋会場 | 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目 7番地1号ミッドランド スクエア 9階 | 名古屋駅 |
金沢会場 | 石川県金沢市 広岡三丁目1番1号 金沢パークビル 11F | 金沢駅 |
新潟会場 | 新潟県新潟市中央区万代一丁目4番33号 損保ジャパン・新潟セントラルビル 4階 | 新潟駅 |
大阪会場 | 大阪市北区大深町4番20号 グランフロント大阪 タワーA 30階 | 大阪駅・梅田駅 |
京都会場 | 京都府京都市下京区四条通り 烏丸東入長刀鉾町10 京都ダイヤビル 7F | 四条駅 |
神戸会場 | 兵庫県神戸市中央区 御幸通七丁目1番15号 三宮ビル南館 9F | 三ノ宮駅 |
岡山会場 | 岡山県岡山市北区中山下 1丁目8番45号 NTTクレド岡山ビル16F | 岡山駅 |
広島会場 | 広島県広島市中区八丁堀3番33号 広島ビジネスタワー 13F | 立町電停駅 |
香川会場 | 香川県高松市サンポート2番1号 高松シンボルタワー 27F | 高松駅 |
福岡会場 | 福岡県福岡市博多区 博多駅中央街8番1号 JRJP博多ビル 7F | 博多駅 |
鹿児島会場 | 鹿児島県鹿児島市中央町18-1 南国センタービル 3F | 鹿児島中央駅 |
正社員と派遣社員のそれぞれのメリット・デメリットを教えてください
それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット | |
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正社員 |
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派遣社員 |
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電話でのサポートは可能ですか?
お近くに面談会場がない場合などのために、電話やメール、WEBツールなどでのサポートにも対応しています。
2024年8月現在は電話やオンラインでのサポートが中心となっています。
マイナビ介護職の退会方法について教えてください
マイナビ介護職の退会は、担当エージェントへの連絡より手続きが可能です。
なお、退会手続きをする前に「現在、選考途中の求人はないか」は必ず確認しておくようにしましょう。
また、一度退会しても再度サービスに登録することも可能ですが、その際はまた一から職務経歴などの情報を記入する必要があります。
マイナビ介護職とあわせて利用しておきたい、おすすめの転職サービス
ここからは、マイナビ介護職とあわせて登録がおすすめの転職サービスをご紹介します。
レバウェル介護
プロのエージェントのサポートが欲しい人におすすめ
レバウェル介護は、レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する、介護職へのサポートに特化した転職エージェントです。
担当アドバイザーは施設情報に詳しく、利用者の希望に合わせて積極的な提案をしてくれるという評判が多く見られます。
レバウェル介護は求人数及び対応エリアも幅広く、首都圏の求人はもちろん、北海道、宮城、静岡、兵庫、福岡など広範囲にわたり求人を紹介してくれます。
自身の希望の働き方を実現させたい人は、レバウェル介護のサービスをおすすめします。
かいご畑
働きながらキャリアアップを目指したい人におすすめ
かいご畑は厚生労働大臣認定の転職エージェントサービスで、介護・福祉系の転職支援に特化しています。
経験を問わず求人紹介・サポートを行っていますので、現時点で無資格・未経験の人でも利用可能です。
かいご畑の特徴の1つに、働きながら資格取得を目指せる「キャリアアップ応援制度」があります。
介護の中級・上級資格である「実務者研修」「介護福祉士」への対策講座を無料で学ぶことができます。
サポートをするコーディネーターはいずれも介護資格を取得している業界のプロフェッショナルなので、経験者・未経験者に関わらず品質の高いサポートが期待できるでしょう。
ジョブメドレー
幅広く求人を比較したい人におすすめ
「たくさんの選択肢の中から転職先を選びたい」という人には、ジョブメドレーがおすすめです。
ジョブメドレーは介護系の求人数が国内トップクラスであり、地方の優良施設・事業所も探すことができます。
また、ジョブメドレーでは全国区で事業所を探すことができ、地方で求人数が少ないエリアであっても、他の転職サービスには載っていない転職先を探すことができます。
介護職経験者が電話やメールで転職相談にのってくれたり、希望条件に合う求人を探してくれるなど、キャリアサポートも充実しています。
介護ワーカー
希望条件に見合った求人を見つけたい人におすすめ
介護ワーカーは、保有求人数90,000件を超える、国内でも最大規模の転職エージェントです。
介護・福祉業界に詳しいアドバイザーが応募書類の添削や面接対策、入職時期や給与の交渉、職場見学のセッティングを代行してくれます。
また、万が一入職後に「聞いていた条件と違う」といった場合でも、担当アドバイザーが施設との間に立ちフォローを行ってくれます。
職種や施設形態の他にも「駅チカ」「土日休み可」「夜勤なし」など、こだわり条件で求人を絞り込めるので、目当ての職場が見つけやすいのも特徴です。
マイナビ介護職の評判・活用法 まとめ
ここまでのマイナビ介護職の評判・活用法を振り返ってみましょう。
マイナビ介護職の評判・口コミで多いもの
- 業界に詳しいエージェントが丁寧にサポートしてくれる(担当者との相性は大切)
- 大手や待遇のいい求人が多い
- 連絡がしつこいと感じられる場合もある
マイナビ介護職を有効活用するためのポイント
- 初回面談の前に、理想とする働き方を明確にしておく
- 連絡がしつこいと感じられる場合もある
- 複数の介護向け転職サイト/エージェントに登録する
マイナビ介護職は、他の介護向けの転職サービスと比較して、求人の量・質のバランス、そして担当エージェントのサポート品質と、トータル的にバランスの取れたサービスです。
一方で、転職先の選択肢を増やすためにも、その他の転職サービスも活用しつつ、それぞれの強みを活かし転職活動を進めてみてください。