介護ワーカーの評判・口コミは悪い?サービスの 特徴とメリット・デメリット・おすすめの人
[最終更新日]2024/07/05
介護・福祉の仕事へ転職を考えている人の中には、数ある転職サービスのうち、どれに登録すべきか悩んでいる人もいるかもしれません。
「求人数が多いサービスを利用したい」「未経験だからサポートを受けながら進めていきたい」
このような人におすすめの転職エージェントが、「介護ワーカー」です。
目次
介護ワーカーの特徴
サービス概要 | 介護業界の転職支援に特化した転職エージェント 《主なサービス内容》
|
---|---|
取り扱い求人の主な施設形態 |
|
対応エリア | 全国 |
利用者層 | 全年齢 |
求人数 (2024年7月時点) |
公開求人約5.1万件 |
料金 | 無料 |
運営会社 | 株式会社トライトキャリア |
介護ワーカーは、保有求人数90,000件を超える、国内でも最大規模の転職エージェントです。
全国都道府県の求人を検索でき、かつ「職種別」「施設形態別」「資格別」など条件を絞り込むこともできます。
介護ワーカーに登録すると、業界に詳しいアドバイザーが担当につき、転職活動をサポートしてくれます。
他の転職サイトでは扱っていない「非公開求人」の紹介や、時給・年収交渉もしてくれるため、一人では不安な人も安心して転職活動に臨めるはずです。
介護ワーカーがおすすめの人
介護ワーカーは、未経験者へのサポート・求人紹介も行っています。
サポートも充実しており、サービスを利用した人からは「書類作成サポートが助かった」「面接同行してくれて心強かった」といった口コミも確認できます。
介護ワーカーで紹介可能な職種は?
介護ワーカーが保有する求人の多くは「介護職・ヘルパー」です。
そのほか、「ケアマネージャー」や「相談員」、「サービス提供責任者(サ責)」、「管理職」などの職種も確認できます。
施設別では、「デイサービス」「特別養護老人ホーム(特養)」「居宅支援事業所(ケアプランセンター)」「有料老人ホーム」「グループホーム」など、介護に関わるサービス全般を確認できます。
介護ワーカーの職種別の求人数(2024年7月現在 公開求人のみ)
職種分類 | 求人数 |
---|---|
介護職・ヘルパー | 約4.0万件 |
ケアマネージャー | 約5,000件 |
相談員 | 約3,000件 |
支援員 | 約1,000件 |
サービス提供責任者(サ責) | 約1,000件 |
管理職 | 約900件 |
その他 | 約1.0万件 |
介護ワーカーのサービス種別の求人数(2024年7月現在 公開求人のみ)
サービス種分類 | 求人数 |
---|---|
病院 | 約3,000件 |
特別養護老人ホーム(特養) | 約6,800件 |
有料老人ホーム | 約7,500件 |
介護老人保健施設 | 約3,500件 |
グループホーム | 約6,100件 |
サービス付高齢者住宅 | 約1,800件 |
デイサービス | 約6,800件 |
デイケア | 約600件 |
訪問介護 | 約4,800件 |
障がい者施設 | 約1,400件 |
小規模多機能 | 約1,400件 |
居宅支援事業所(ケアプランセンター) | 約2,200件 |
地域包括 | 約200件 |
その他 | 約4,800件 |
介護ワーカーの評判・口コミ
介護ワーカーを実際に利用した人の評判・口コミで、良い評価のもの・悪い評価のものでそれぞれどんな意見が多かったかを見てみましょう。
介護ワーカーの良い評判・口コミで多かった意見
- 業界に詳しいアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
- 希望の条件を満たした求人を見つけやすい
ネット上の介護ワーカーの評判・口コミ【高評価】
※サービスを利用した人の感想・体験談コメントの一部を掲載しています。
履歴書は介護ワーカーの人がPCで作ってくれるらしい。すげー助かる
当日同行してくれるらしい。しかも俺が用意するのは証明写真くらい。
ただ、志望動機は担当と話ながい。
職場のみんなが好きすぎて、思い切って転職してよかったと思う毎日。
介護ワーカーて業者さんだったけどたまたま担当の方が同世代の良き人で運がよかった。
あの時、背中を押されてなきゃ今もあの職場で…とか世にも恐ろしい話。
電話で介護ワーカーっていうところに問い合わせてみたら、担当営業さんが折り返してくれて、資格の話とか仕事内容の話とか、経験はあるかとか、いままでどんなアルバイト経験があるかとか、いろいろ話を聞いたり教えてくれたりした。いい人だったよ。
介護ワーカーに登録して担当のエージェントさんと出会って1年経過した。色々あったけど今の職場の方達に支えられてここまで来れた。感謝だ。
介護職内定いただきました!まさか、今日面接受けてその数時間後に内定いただけるとは…( ゚д゚)
これも介護ワーカーの方々のおかげです!有難うございます!?✨
専門のコンサルタントがしっかりとキャリアデザインをしてくれますし、勤務先と条件などの交渉も行ってくれるのが頼もしいなと思いました。仕事に就いた後もしっかりとサポートしてくれます。
面接の段取りをすぐに組んでもらいました。この迅速な対応はすぐにでも新しい職に就きたかった私にとってはとても有難かったです。その後支店に出向いての履歴書の添削や面接の練習も行ってくれたので、自信をもって本番に臨めました。
良い評判・口コミでは「担当アドバイザーのサポート」「求人の見つけやすさ」に関する声が多く見られました。
「介護職の仕事」とひと口に言っても、様々な職種や施設形態があります。転職者によっては、理想とする働き方が明確であったり、反対に「どのような働き方が合っているか分からない」という人もいるかもしれません。
介護ワーカーの「求人の多さ」、そしてアドバイザーのサポートにより、一人ひとりの希望条件に見合った施設を見つけやすいのがサービスの魅力でしょう。
介護ワーカーの悪い評判・口コミで多かった意見
- 連絡がしつこい/転職活動を急かされる
- 担当アドバイザーとの相性が合わない
ネット上の介護ワーカーの評判・口コミ【低評価】
※サービスを利用した人の感想・体験談コメントの一部を掲載しています。
なんか介護ワーカーの担当から「みんな4月を待たずして入職してますよ!枠はどんどん埋まっています!」と連絡が。これに対してどう返信しろと…無視も悪いしな。
介護ワーカー、試しに登録してみたのだが対応ひどすぎる。強引に勧めさせといて「頑張ってください」…意味不明。
面接・面談日に、現地に担当者が来るかと思えば来ない。
鬼のように連続で、LINEが来てるのだがワケの分からん事ばかり。日本語通じない
介護ワーカーってなんですの?イカれた会社なのかな。毎日毎日電話番号を変え担当者を代え電話にメールに。
一応介護ワーカーというサイトは結構止めた後もしつこいと色んなとこで書かれてたので辞め方といいますか、言い方に要注意らしいですね?担当者を変えることもできるとも書かれてるので、担当の人がダメな人の可能性もありますが‥。
私が「介護派遣も検討しています。」と言ったら「弊社の考えでは正社員になれなかった人が介護派遣にいく考えです。」と言われました。まぁ、正社員で契約すればエージェントの方に報酬が入るのはわかりますが、すごい偏見だと思いました。
え、まってまってまってまって介護ワーカーの紹介で施設見に行くの明日やのに連絡ないんやけど? うちの担当者は27日からずーっとお正月休みですかーーーーー?あなた以外の人は出勤してきてよーわからんメール送ってますよー!
一方、悪い評判・口コミとしては「連絡がしつこい」「担当アドバイザーと相性が合わない」という声が見られました。
このことから、介護ワーカーではアドバイザーのサポート力は担当によって異なることが分かります。
転職活動を進めるにあたっては、担当アドバイザーとのやり取りのしやすさ、知識の豊富さなども確認しておくことが大切です。
介護ワーカーに登録するメリット
介護ワーカーに登録するメリット
介護・福祉業界に詳しいアドバイザーが丁寧にサポートしてくれる
利用者の評判・口コミからは、「担当アドバイザーのサポート」に対する高評価が多数見受けられました。
介護ワーカーの「担当者のサポート」に対する評判・口コミ(※一部抜粋)
電話で介護ワーカーっていうところに問い合わせてみたら、担当営業さんが折り返してくれて、資格の話とか仕事内容の話とか、経験はあるかとか、いままでどんなアルバイト経験があるかとか、いろいろ話を聞いたり教えてくれたりした。いい人だったよ。
介護ワーカーに登録して担当のエージェントさんと出会って1年経過した。
色々あったけど今の職場の方達に支えられてここまで来れた。感謝だ。
自分一人で転職活動を進める場合、仕事内容や待遇面の確認、職場の雰囲気など自身で情報収集をする必要があります。
しかし、転職サイトの求人票からは、「実際にどのような人たちが働いているのか」といった情報まで読み取るのは難しい部分もあるでしょう。
介護ワーカーでは介護・福祉業界に詳しいアドバイザーからサポートを受けられます。
応募書類の添削や面接対策の他にも、入職時期や給与の交渉、職場見学のセッティングも行ってくれます。
事前に職場に関する情報が多い方が、志望動機や自己PRも作成しやすいはずです。
また、万が一入職後に「聞いていた条件と違う」といった場合でも、担当アドバイザーが施設との間に立ちフォローを行ってくれます。
「こだわり条件」により希望条件を満たした求人を見つけやすい
介護ワーカーの「求人品質」に対する評判・口コミ(※一部抜粋)
私介護ジョブと介護ワーカーに登録したよ。自分の希望勤務登録したらそれにあった仕事紹介してくれるよ??
全国の介護職求人が閲覧できるだけでなく、希望の条件により自分に合った求人案件を効率よく見つけ出せるサイトだと思います。
非公開求人は、他サイトでは公開されていないような優良案件が連日更新されてメールで送られてくるので、非常に有利だと思います。
介護職の仕事に初めて転職される方は、いろいろと不安も大きいと思いますが、カイゴワークの無料転職サポートなら、キメの細かいサービスとサポートが期待できます。
専門のコンサルタントがしっかりとキャリアデザインをしてくれますし、勤務先と条件などの交渉も行ってくれるのが頼もしいなと思いました。
※サービスを利用した人の感想・体験談コメントの一部を掲載しています。
介護ワーカーは2024年7月時点で全国の約5万件の求人を掲載しています。
介護・福祉特化型の転職エージェントとしては国内トップクラスの求人数ですが、介護ワーカーは求人検索時の条件指定が豊富なのも特徴です。
参照元:介護ワーカー公式サイト
さらに担当アドバイザーを通じてのみ紹介可能な「非公開求人」も豊富に扱っています。
非公開求人とは
サイト内やハローワークなど一般には公開されない求人情報のことです。
「通常より好条件の求人なので、応募が殺到するのを防ぎたい」などの施設・病院からの依頼を受けて、非公開で募集をおこないます。非公開求人はご登録者の方限定で公開しております。まずはお気軽にご相談ください!
このように、豊富な求人数と条件指定により、自身の理想とする職場を見つけやすいのは、介護ワーカーを利用する大きなメリットと言えるでしょう。
介護ワーカーのデメリット・注意点
介護ワーカーのデメリット・注意点
連絡がしつこい/転職活動を急かされていると感じる場合もある
介護ワーカーでは「連絡がしつこい」「転職を急かされる」という口コミも見られました。
介護ワーカーの「担当者からの連絡」に対する評判・口コミ(※一部抜粋)
シャワー浴びて、介護ワーカーも退会した。LINEはブロック。
4月に近くならないと転職の必要があるか分からない、と言っているのにもかかわらず、急かすように面接させようとする担当は嫌ですハイ。
転職サイトの「介護ワーカー」、電話が多くてさすがにうざいわ。こちとら転職活動してたのは2年前だし、先日、「今は転職活動してないので電話連絡はいらない」と伝えて「承知しました」って返答してたろうが。承知しましたの意味をググってくれ頼むから。
※サービスを利用した人の感想・体験談コメントの一部を掲載しています。
介護ワーカーからの電話連絡は、大きく分けて以下の2つの意図でかけられることがほとんどです。
- ①①希望条件・勤務経験についての詳細なヒアリング
- ②②求人紹介の報告
求人紹介の結果、自身の希望にマッチする職場である可能性は十分にあります。
そのため、介護ワーカーからの電話にはなるべく対応しておくことをおすすめしますが、あまりにも頻度が高いと感じられる場合には、一度「連絡がつきやすい時間帯」「連絡頻度」について情報共有しておくと良いでしょう。
担当アドバイザーとの相性が合わないことも
介護ワーカーを利用した人の評判・口コミには、「担当アドバイザーとの相性が合わない」という声もありました。
介護ワーカーの「担当者との相性」に対する評判・口コミ(※一部抜粋)
介護ワーカーさんと連絡が上手くいかず面接遅刻なう
昨日確認のLINE送っといたんだけどなぁ…
まぁ、前回面接すっぽかされてるし、ダメなら縁が無かったって事だな( -`ω-)✧
介護ワーカーの対応が酷すぎる。
転職活動中、19時半らへん電話がかかってきて酒飲んでるのかわからないですけど凄くヘラヘラしながら電話対応してきました。向こうは遊び感覚でしょうがこっちは真面目に転職活動してるのにがっかりでした。もう二度と利用しないわ!
#介護ワーカー
※サービスを利用した人の感想・体験談コメントの一部を掲載しています。
担当アドバイザーのサポートの品質はすべて均一ではありませんので、中にはやり取りを進めていく中で「合わない」と感じる担当者に当たってしまうことも考えられます。
あなたにとって良い担当アドバイザーかを確認する際は、以下の3つのポイントを見ると良いでしょう。
- キャリア相談に、親身に乗ってくれるか
- 求人を紹介する際に、おすすめする理由についてきちんと納得できる説明をしてくれるか
- 目指す職種・企業について詳しいか
特に2点目については、担当アドバイザーが転職者の希望を正しく把握できているかどうかを見極めるポイントでもあります。
担当アドバイザーのサポートに不満を感じた場合は、担当変更を依頼できます。
また、リスクヘッジも兼ねて介護ワーカー以外の転職サービスにも登録しておいた方が安心です。
介護ワーカーを最大限有効活用するための3つのポイント
ここからは、介護ワーカーのサービスを有効活用するための3つのポイントについて紹介します。
初回面談の前に、理想とする働き方を明確にしておく
介護職の仕事の場合、勤務先の施設形態や「正社員か、派遣社員か」によって、働き方も異なります。
これらについて全くノープランのままサポートを受けるよりは、事前にある程度の希望条件を整理しておくことをおすすめします。
介護業界での正社員・派遣社員の働き方の違い
派遣社員 | 正社員 | |
---|---|---|
雇用期間 (いつまで働くか) |
・期間の定めあり(同じ職場で働けるのは最長3年) | ・期間の定めなし |
働き方 (勤務時間はどうか) |
・ある程度自分の希望に沿った時間帯で働ける | ・シフト制であることが多い(施設による) ・職場によっては、残業が多い場合も |
給与・福利厚生 (待遇はどうか) |
・派遣会社から給与が支給され、福利厚生も派遣会社のルールが適用される | ・勤務先の施設から給与が支給され、福利厚生も施設のルールが適用される |
介護施設の種類と概要
介護施設の種類 | 概要 | 利用者の介護度目安 |
---|---|---|
デイサービス | 「通所系」サービス。主に公的施設、民間企業が運営。デイサービスは、日帰りで、送迎、入浴、機能訓練、交流、食事、レクリエーションなどを行なうところです。 近年では、要介護の状態にならないように、要支援1~2の利用者が積極的にサービスを利用する「介護予防」枠も重要視されています。 |
要支援1 ~要介護5 |
訪問介護 | 「訪問系」サービス。主に公的施設、民間企業が運営。自宅に訪問して、身体介護(入浴介助、排泄介助など)や、生活援助(掃除、洗濯、買物代行、調理など)を行ないます。 デイサービスと同様に、自立支援目的で要支援1~2の利用者が積極的にサービスを利用する「介護予防」枠も重要視されています。 |
要支援1 ~要介護5 |
有料老人ホーム(①介護付き/②住宅型/③健康型) | 「入所系」サービス。主に民間企業が運営。 ①介護付きは、施設職員の介護サービスを受けます。 ②住宅型は、外部のデイサービスや訪問介護と契約してサービスを利用します。 ③健康型は、食事や一部の家事支援などがついており、自立している方が利用する施設です。 |
自立、要支援1~要介護5(施設により条件が異なります) |
グループホーム | 「入所系」サービス。主に民間企業が運営。認知症の方が対象の、5~9人・1ユニットの共同生活施設です。 認知症の特徴を理解した上での、声掛けや見守りが重要な業務となります。少人数のため、アットホームなイメージの強い介護施設です。 |
要支援2 ~要介護5 |
介護老人保健施設 | 「入所系」サービス。主に医療法人や社会福祉法人などが運営する公的施設。リハビリを行いながら自宅復帰を目指す一時入所場所です。 通称「老健」と呼ばれています。常勤の医師が配置されており、その管理のもとリハビリ専門職によるリハビリを実施。 |
要介護1 ~要介護5 |
特別養護老人ホーム | 「入所系」サービス。主に自治体や社会福祉法人が運営する公的施設。医療的な入院治療などが無い限り、最後まで暮らせる入所施設です。 入所条件は要介護3以上で、在宅生活が困難になり、家族に代わって介護を行なう施設です。通称「特養」と呼ばれています。 |
要介護3 ~要介護5 |
初回面談の際に働き方の希望を共有できると、その後の求人紹介の流れもスムーズになります。
また、各勤務形態や施設の種類によってどのようなキャリアを積んでいけるのか、アドバイザーに意見をもらうのも良いでしょう。
職場選びは慎重に行おう(可能な限り職場見学を)
介護職の仕事への転職で、「職場選び」は非常に重要です。 公益財団法人 介護労働安定センターの調べによると、介護職の転職理由のうち、最も多いのが「職場の人間関係」だと言います。
引用元:公益財団法人 介護労働安定センター 「介護労働の現状について」
上記のグラフから分かるように、転職理由の上位はいずれも「職場に関する不満」です。
これらのミスマッチを避けるためには、応募するにあたって可能な限り職場見学をさせてもらうことをおすすめします。
介護ワーカーでは、担当アドバイザーにその旨を伝えれば、職場見学をセッティングしてくれます。
介護職の職場選びでチェックしておくべきポイントについては、以下にまとめています。
介護職の職場選びで、チェックするポイント
- ①求人内容(サービス内容、業務内容、待遇、福利厚生)
- ②職員数(利用者に対して人数が少なすぎないか、有資格者は一定層居るか、退職者の多さはどうか)
- ③育成・研修、マニュアルは充実しているか
- ④施設に電話した際の対応の様子
- ⑤気になっている事業所の法人について
①求人内容(サービス内容、業務内容、待遇、福利厚生)
サービス内容/業務内容:
介護士と一言で言っても、高齢者分野なのか、障害者分野なのか。また、通所なのか、訪問なのか、入所なのか。それによって、業務内容も大きく異なります。
例えば、高齢者分野のデイサービスの介護士であれば、入浴介助やレクリエーションなど。特別養護老人ホームであれば、食事介助、入浴介助や排泄介助などが、主な業務となることでしょう。
待遇/福利厚生:
サービス業種(訪問介護、デイサービス、特別養護老人ホームなど…)や夜勤の有無によっても給与は大きく異なります。
また、昇給や賞与はあるか、社会保険に加入しているか、退職金制度はあるか、交通費、扶養手当、住宅手当、食事代補助は出るのかなど、調べておくと良いでしょう。
仕事をしていく上でのモチベーションにもなるポイントです。
②職員数(利用者に対して人数が少なすぎないか、有資格者は一定層居るか、退職者の多さはどうか)
利用者に対して人数が少なすぎないか:
職員が少ないと体力・気力ともに余裕が無くなってしまいます。経営側は、人員基準をクリアすることに必死ですが、現場は人員基準の最低人数だけでは現場がまわらないことが多々あります。
良いケアを提供するためにも、重要なポイントです。
有資格者は一定層居るか:
有資格者がいる≒ケアに対しての理解がある≒良いケアが提供できる。すると、働き方にも余裕が生まれ、急なトラブルなどにも迅速に対応することが出来ることでしょう。
退職者の多さはどうか:
心身共に大変な介護職。職場環境が悪かったり、職員の教育制度が不十分であると、必然と退職者も増えてきます。この点もチェックしておくと良いでしょう。
上記3点については、「厚生労働省 介護サービス情報公表システム」でも確認できます。
介護サービス情報公表システム
公式サイトURL:https://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/
介護サービス情報公表システムは、高齢者介護分野の検索サイトです。このサイトでは、上記に挙げたような各事業所の情報を確認することが出来ます。
ただし、介護施設は多くの場合人の出入りが激しく、介護サービス情報公表システムで紹介されている情報が最新でない場合もあります。
紹介されている数字は参考程度にしておき、詳細はTELや見学するなどして、直接確認すると良いでしょう。
③育成・研修、マニュアルは充実しているか
職員の育成・研修体制はどうか、マニュアルは整っているかは、非常に重要なポイントです。
例えば、介護職の仕事をしていると、一つの介助に対して、方法がいくつもあるケースが多々あります。
職員によって介助方法が違うと利用者側は混乱し、その結果、事故の原因にもなりかねません。職員も不安感が強くなり、その積み重ねで、「離職」に結び付いてしまいます。
そこで、職員の育成や研修、マニュアルの整備を行なっている職場は、介助に対して自信を持って対応できる上、離職の防止にも繋がります。
事業所の研修、マニュアルの整備状況の確認については、直接事業所に確認するほかに、「ワムネット 障害福祉サービス等情報検索」を活用すると良いでしょう。
ワムネット 障害福祉サービス等情報検索
公式サイトURL:https://www.wam.go.jp/sfkohyoout/COP000100E0000.do
ワムネットは障害福祉分野の事業所検索サイトで、前述の介護サービス情報公表システム同様に事業所の体制、取り組みなどかなり細かいところまで確認できます。
ただし、すべての事業所が完全に網羅されているわけではないこと、また紹介されている情報が最新でない場合もありますので、最新の情報は事業所に直接確認することをおすすめします。
④施設に電話した際の対応の様子
事務所の電話対応で、「その事業所の中身が全て分かる」と言えるくらい、事務所の電話対応はとても重要です。
いわゆる『施設の顔』なわけですから、ネットで下調べを終えた後は、直接電話をしてみることをおすすめします。
介護施設は特に、施設長(場合によっては理事長)の介護に対する考えが、介護士の仕事を大きく左右します。
その施設長は、一日のうち大半の時間を事務所で過ごすわけですから、事務員の電話対応がしっかりしているところは、施設長の考えや教育がしっかりしている、と捉えても良いでしょう。
言い方を変えると、電話対応が悪いと、介護士の質も悪い事が容易に想像できてしまいます。
入職を決める前に、事務職員の電話対応についても、チェックしておくと良いでしょう。
⑤気になっている事業所の法人について
法人内にある全ての事業所についても、知っておく必要があります。
例えば、「社会福祉法人〇〇」という訪問介護事業所に採用が決まったとします。かつ、社会福祉法人〇〇には、訪問介護のほか4つの事業所(合計5つ)が存在したとします。
- 訪問介護
- 通所介護(デイサービス)
- 短期入所生活介護(ショートステイ)
- 特別養護老人ホーム
- 居宅介護支援事業所
恒常的な人材不足である介護業界では、「同法人内の別事業所へ異動」というケースは多々あります。
最初は、訪問介護の事業所で採用になったものの、しばらくして仕事に慣れてきた頃、通所介護や短期入所生活介護の人手が欠けた時に、人事異動が発令されることがあります。
事前に法人全体の事業所を調べ、人事異動の有無についても、確認しておくことをおすすめします。
複数の介護向け転職エージェントに登録する
介護・福祉専門の転職エージェントは介護ワーカーだけではありません。
複数の転職エージェントに登録しておくことで、より幅広く転職先の選択肢を持てます。
また、別のサービスでそれぞれの担当者からアドバイス・フォローをもらうことで、相性の面も含め「どのサービスが一番自分に適しているか」といった判断軸も持てるようになります。
介護ワーカー以外の転職エージェントについては、後述する「介護ワーカーとあわせて利用しておきたい、おすすめの転職サービス」もご参照ください。
介護ワーカーのサービス登録から内定までの流れ
介護ワーカーは公式サイトより無料で登録が可能です。
ここではサービスへの登録から内定までの大まかな流れを説明します。
(1)公式サイトより基本情報の入力と面談予約
まずは公式サイト右側のの「転職サポートお申し込み」ボタンを押します。設問に沿って基本情報(希望条件・氏名・生年月日・連絡先など)の入力を行います。
登録は5分ほどで完了します。
(2)担当アドバイザーと面談の日程を調整する
サービスを登録した後、担当アドバイザーから、相談や面談など、今後の転職活動の進め方について、確認のメールまたは電話が来ます。
都合の良い日時を伝えて、面談日時を確定します。
面談前に、現在の転職の意思や希望を説明できるように整理しておくと良いでしょう。
併せて、履歴書や職務経歴書も用意しておくことをおすすめします。
(3)担当アドバイザーと面談
介護ワーカーの担当アドバイザーとの面談は、対面・オンライン・電話いずれかを選べます。
ここでは、可能な限り「対面」での面談を選ばれることをおすすめします。
なぜなら、顔を合わせての面談のほうが相互理解や信頼関係の構築がされやすく、担当アドバイザー側でもよりあなたの希望に沿った提案をしやすくなるからです。
担当アドバイザーの初回の面談にかかる時間はおおよそ2時間前後です。
はじめに、あなたの転職に対する思いや希望条件、職歴や今後のキャリアイメージについてのヒアリングがあります。
その後、担当アドバイザーのほうでおすすめの求人を紹介してくれます。
面談では、「具体的に転職活動を始められる時期」や「いつから面接をスタートできるか」、「職務経歴書の修正(ブラッシュアップ)はいつくらいまでに完成しそうか」といった、今後のスケジュールについての確認もされます。
事前に直近の予定を整理しておく、スケジュール帳を持っていくなどしておくとスムーズでしょう。
(4)履歴書・職務経歴書の添削、および面接対策の実施
ここから、介護ワーカーのサービスを更に有効活用していくためには、「履歴書・職務経歴書の添削」および「面接対策」を依頼することをおすすめします。
これらのサポートを受ける場合は、初回訪問の後に2回目の訪問をして、担当アドバイザーとの打ち合わせをすることになります。
「2回も打ち合わせるなんてちょっと面倒…」と思われた方もいるかもしれませんが、現役アドバイザーいわく、「2回目以降も対面で会いに来てくれる転職活動者の方々の方が、転職成功率は圧倒的に高い」とのことです。
満足のいく転職を実現するためにも、ぜひこれらのサービスも受けておきましょう。
(5)希望する企業への応募(書類選考・面談)
求人企業への応募および面接日程の調整は、すべて担当アドバイザーが進めてくれます。
企業との面接当日は、原則10分前にはオフィスに到着できるように行動しましょう。
また、ご自身でも面接準備を万全に行っておくことをおすすめします。
(6)内定獲得後、担当アドバイザーに給与交渉・入社時期の調整をしてもらう
面接に合格し、内定通知を受けても、まだ気を緩めずに。
給与交渉や入社時期の調整が必要な場合は、内定通知後に行うことになります。
また、この際も担当アドバイザーに代行して行ってもらうとスムーズです。
──以上、介護ワーカーのサービスの流れをざっとご紹介しました。
特に今回がはじめての転職になる方は、事前に活動の流れについてイメージを持っておくのは非常に重要です。
なお、人気の高い求人情報は早いタイミングで別の候補者から応募が殺到しますので、チャンスを逃さないようにするためにも、登録は早めに行って、他の転職活動者の一歩先を行くアクションを取っていかれることをおすすめします。
介護ワーカー利用にあたってよくある質問【FAQ】
今すぐに転職する予定はないのですが、登録しても大丈夫ですか?
すぐに転職する予定がなくとも、介護ワーカーを利用している人は多くいます。
転職活動は「必要に迫られて開始する」よりも「自身のキャリアプランを立てておき、常日頃から希望に合う求人をチェックする」人の方が転職成功しやすいといいます。
サービスを最大限活用するうえでも、早いタイミングで登録しておくと良いかもしれません。
介護ワーカーの「紹介予定派遣」とは何ですか?
紹介予定派遣とは、「まずは派遣スタッフとして一定期間勤務し、派遣期間終了時に派遣先と本人の合意のもと、直接雇用の職員への登用が行われる制度」のことです。
お試し期間として派遣先で働くことで、その施設での働き方が自分に合っているかを確認できるので、入職後の「ミスマッチ」を避けやすくなります。 採用される際も、面接ではなくあなたが実際に働く姿を見て判断されるので、面接が苦手な方にもおすすめの制度です。
正社員と派遣社員のそれぞれのメリット・デメリットを教えてください
それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
正社員 |
|
|
派遣社員 |
|
|
介護ワーカーのサポートは、どこで受けられますか?
介護ワーカーは全国に事業拠点があります。
また、電話かメールでのサポートも可能です。
介護ワーカーの退会方法について教えてください
介護ワーカーの退会は、担当アドバイザーへの連絡、もしくは公式サイト「お問い合わせフォーム」より手続きが可能です。
なお、退会手続きをする前に「現在、選考途中の求人はないか」は必ず確認しておくようにしましょう。
また、一度退会しても再度サービスに登録することも可能ですが、その際はまた一から職務経歴などの情報を記入する必要があります。
介護ワーカーとあわせて利用しておきたい、おすすめの転職サービス
ここからは、介護ワーカーとあわせて登録がおすすめの転職サービスをご紹介します。
レバウェル介護|プロのエージェントのサポートが欲しい人におすすめ
レバウェル介護は、レバレジーズメディカルケア株式会社が運営する、介護職へのサポートに特化した転職エージェントです。
担当アドバイザーは施設情報に詳しく、利用者の希望に合わせて積極的な提案をしてくれるという評判が多く見られます。
レバウェル介護は求人数及び対応エリアも幅広く、首都圏の求人はもちろん、北海道、宮城、静岡、兵庫、福岡など広範囲にわたり求人を紹介してくれます。
自身の希望の働き方を実現させたい人は、レバウェル介護のサービスをおすすめします。
かいご畑|働きながらキャリアアップを目指したい人におすすめ
かいご畑は厚生労働大臣認定の転職エージェントサービスで、介護・福祉系の転職支援に特化しています。
経験を問わず求人紹介・サポートを行っていますので、現時点で無資格・未経験の人でも利用可能です。
かいご畑の特徴の1つに、働きながら資格取得を目指せる「キャリアアップ応援制度」があります。
介護職の中級・上級資格である「実務者研修」「介護福祉士」への対策講座を無料で受講できます。
サポートをするコーディネーターはいずれも介護資格を取得している業界のプロフェッショナルなので、経験者・未経験者に関わらず品質の高いサポートが期待できるでしょう。
ジョブメドレー|幅広く求人を比較したい人におすすめ
たくさんの選択肢の中から転職先を選びたい人には、ジョブメドレーがおすすめです。
ジョブメドレーは介護系の求人数が国内トップクラスであり、地方の優良施設・事業所も探せます。
また、ジョブメドレーでは全国区で事業所を探せて、地方で求人数が少ないエリアであっても、他の転職サイトには載っていない転職先を探せます。
介護職経験者が電話やメールで転職相談にのってくれたり、希望条件に合う求人を探してくれるなど、キャリアサポートも充実しています。
マイナビ介護職|正社員としてキャリアアップしたい人におすすめ
介護職の正社員としてキャリアアップしたいなら、マイナビ介護職がおすすめです。
人材紹介の大手マイナビグループが運営していることもあり、転職に関してのノウハウや経験は豊富です。業界に詳しいエージェントがマンツーマンでサポートしてくれるのは大きな強みになるはずです。
また、マイナビ介護職では履歴書の添削から面接対策までバックアップしてくれるのはもちろん、職場ごとの情報も丁寧に調べてくれるため、慎重に職場を吟味できます。
介護職正社員でのキャリアアップを目指している人は、マイナビ介護職で相談してみるのがおすすめです。
介護ワーカーの評判・特徴 まとめ
ここまでの介護ワーカーの評判・特徴を振り返ってみましょう。
介護ワーカーの評判・口コミで多いもの
- 業界に詳しいエージェントが丁寧にサポートしてくれる(担当者との相性は大切)
- 未経験・無資格OKの求人が多い
- 連絡がしつこいと感じられる場合もある
また、サービスをより有効活用するためには、以下の3点も意識しておくとよいでしょう。
介護ワーカーを有効活用するためのポイント
- 初回面談の前に、理想とする働き方を明確にしておく
- 連絡がしつこいと感じられる場合もある
- 複数の介護向け転職サイト/エージェントに登録する
介護ワーカーを利用することにより、転職先の選択肢は格段に広がるはずです。
サービスのメリットを最大限に活用し、転職活動を進めてみてください。