『みんなの転職「体験談」。』
『みんなの転職「体験談」。』

『みんなの転職「体験談」。』は、20~50代社会人男女の、 「転職したいけれど、迷いや不安で行動を踏み出せない」を 解決し、
より良い将来を目指した一歩を踏み出していける為の、 生々しい体験談情報やナレッジを提供するWebサービスです。

MENU

病院薬剤師に転職するには?仕事内容・やりがい・キャリアプランと併せて紹介

[最終更新日]2024/09/21

このページには広告リンクが含まれています
みんなの転職「体験談」。は、⼀部の企業とアフィリエイトプログラムを提携し情報提供を⾏っております。 当サイトを経由してサービス利⽤があった場合、掲載企業からアフィリエイト報酬を受け取ることがありますが、提携の有無などによって当サイトでのサービス評価が影響を受けることはありません。 また当サイトで得た収益に関しては、閲覧頂く皆さまにより役⽴つ情報をご提供できますよう、コンテンツ品質の向上に還元しております。
病院薬剤師ってどんな仕事? 転職のポイントや仕事のやりがい

※当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています。

今現在、薬剤師として勤務している人の中で、「病院薬剤師に転職したい」と考えている人はいませんか?
病院薬剤師の仕事は、専門性・スキルを高められる大きな機会となるでしょう。

一方で、病院で働くことならではの大変なことがあるのも事実です。
メリット・デメリットを見極めたうえで、ご自身のキャリアプランを描いていくことが、理想の社会人生活へと繋がることでしょう。

目次

□調剤業務:内服薬と外用薬、注射薬や化学療法の薬剤の調剤など □製剤業務:市販薬では効果が得られない場合などに製剤業務をする □病棟業務:患者への服薬指導、医師・看護師へ経過報告など □救急救命業務:医師の指示・指導のもと、薬剤の選択や投与をする □治験業務:治験コーディネーターとしての医師の業務を支援する

まずは病院薬剤師の具体的な仕事内容について見ていきましょう。
病院薬剤師は調剤業務以外にも、以下のように幅広い業務に携わる機会があります。

調剤業務

病院に入院している患者様が使用する薬剤の調剤を行います。
通常の薬局では「内服薬」と「外用薬」の扱いが主ですが、病院での調剤業務ではこれらに加え、注射薬の調剤や化学療法で扱う薬剤の調剤など、多岐にわたります

医師からの処方箋を見て、薬の種類や処方量は適切かどうかを確認します。
通常の薬局では扱わない広範な治療薬に関する知識が身につきます。

その他、外来の患者様からの薬に関する質問や相談などの窓口業務も行います。

製剤業務

市販の薬では効果が得られない場合や、市販薬のそのままの形状では患者様に提供できない場合には、病院薬剤師が製剤業務を行います。

製剤業務は内服薬から注射剤まで、幅広く担います。また、がん治療に使われる治療薬の製剤も病院薬剤師の仕事です。
安全性・有効性に十分に配慮した品質で仕上げていく必要があります。

病棟業務

入院中の患者様への服薬指導を行います。患者様の既往歴や副作用をヒアリングしたうえで、これから使用することになる薬剤に関する説明を十分に行います。

また、治療開始後はきちんと服薬ができているかを確認し、医師・看護師へ経過を報告します。
万が一、治療を進めていくなかで薬の減量などが必要と判断した場合に、医師へ進言するのも病院薬剤師の重要な役割です。

患者様に近い距離感で、治療に貢献できる業務といえるでしょう。

救急救命業務

生命の危機に瀕した患者様が搬送される救命救急センターにて、医師や看護師とともに医療の提供を行います。
病院薬剤師は医師の指示・指導のもと、薬剤の選択や投与を行います。

治療を終え、集中治療室へ移動した後も、患者様の容態がいつ悪化するとも限りません。
患者様の最新の体調を常に管理し、医師や看護師とチームを組みながら、よりよい品質の医療を提供できるよう努めていきます。

治験業務

治験とは、新薬の製造・販売承認を得るために行われる臨床試験のことです。
治験は薬事法や「GCP(国内で医薬品が適切に製造され、販売・使用にあたって守られるべき基準)」など、様々な制約下で倫理に基づき実施されます。

治験業務では、病院薬剤師は「治験コーディネーター」として専門的な立場から医師の業務を支援します。
治験で扱う薬剤の管理も薬剤師の役割です。また、被験者への薬の説明や、治験実施中の被験者のケアなども行います。

医師や被験者だけでなく、事前の説明会の実施など、院内の関連部署とのやり取りも発生します。

様々な業務に携わる病院薬剤師ですが、だからこそ大変なことも存在します。
病院薬剤師のやりがい・大変なことについて確認していきましょう。

病院薬剤師のやりがい

□最先端医療の知識を身につけられる:現場でしか身につけられない貴重な知識を得られる □業務が多岐にわたるのでスキルアップにつなげやすい:薬局での薬剤師業務では身につかないスキルが得られる □患者様と密なコミュニケーションが取れる:患者の体調の変化などに気づきやすく、適切な治療に繋がる

最先端医療の知識を身につけられる

病院薬剤師は臨床医療・チーム医療など最先端の医療が学べる環境で働けます。
大学で学んだ知識だけでなく、急性期の患者様の治療方法や疾患に対する薬剤の知識は、現場でしか身につけられない貴重なものです。

また、医療の現場では日々新薬が誕生しています。
新薬を使用する患者様がいれば、実際に薬効を確認できます。

このように、情報のアップデートが常に求められる仕事ではありますが、その分やりがいの大きな仕事です。

業務が多岐にわたるのでスキルアップに繋げやすい

1章の「薬剤師の具体的な仕事内容は?」でも触れたように、病院薬剤師の業務範囲は広範です。
その分、多くの知識やスキルアップに繋がりやすいのは病院薬剤師ならではのメリットといえるでしょう。

薬に関する知識はもちろんのこと、チーム医療では医師・看護師・その他職種のメンバーとの連携も求められますし、患者様の治療に関する悩みや不安に対して適切な声掛けをするコミュニケーションスキルなども身につきます

薬局での薬剤師業務では身につかないスキルが病院業務で身につきます。

患者様と密なコミュニケーションが取れる

病院業務に慣れてくれば、徐々に患者様と接する機会も増えていきます。
「体調はいかがですか?」「副作用などはありませんか?」といった日常的な声掛けに始まり、時には雑談や治療以外の悩みに寄り添う場面もあります。

患者様と密に接することにより、患者様の体調の変化などにも気づきやすく、それによってより適切な治療へと繋がることもあります。

治療を終えた患者様が退院されるときや、感謝の言葉を頂いたとき、病院薬剤師として大きなやりがいを感じるはずです。

病院薬剤師の大変なこと

□薬剤に関しての広範な知識が必要とされる:日々新たな知識をアップデートし続けなければいけない □急性期病院の場合、夜勤が発生する場合が多い:救急医療を受け入れる病院では、夜勤・当直業務も発生 □人間関係の板挟みによるストレスを感じやすい:人間関係が合わない場合、ストレスが大きくなりやすい

薬剤に関しての広範な知識が必要とされる

広範な知識・スキルが身につくのは病院薬剤師のメリットですが、裏を返せば日々新たな知識をアップデートし続けなければいけない大変さもあります。

医師とは違い薬剤師には専門分野がないので、薬剤に関してはすべての質問に応えられるよう、知識を身につけておく必要があるのです。

急性期病院の場合、夜勤が発生する場合が多い

入院施設のある総合病院、なかでも救急医療を受け入れる急性期病院では、夜勤・当直業務も発生します。

当直は基本、業務が発生した時のみの稼働となり、仮眠も可とされていますが、病院の忙しさはそれぞれですので、中にはほぼ一日中眠らずに業務にあたらなければならない職場もあります。

また、夜勤では数人の薬剤師で勤務することが多く、急な患者様の容態変化などに迅速に対応しなければならないため、責任感の大きい業務です。

人間関係の板挟みによるストレスを感じやすい

一つの病院における薬剤師の数は多くはなく、基本的に異動や転勤もないため、ごく限られた人間関係の中で働くことになります。
そのため、直属の上司などと相性が合わない場合、抱えるストレスも大きくなりやすいでしょう。

また、治療にあたっても薬剤師は医師に「進言」することは可能ですが、「決定」できる機会はあまり多くはありません。
ときに「医師-上司」「医師-患者」の間で板挟みになる場面も多く、ストレスを感じる人も多いようです。

病院薬剤師の平均年収

2022年の政府統計によると、薬剤師の平均年収は580.5万円でした。
対して、病院薬剤師の平均年収は521.7万円と、薬剤師全体の平均年収をやや下回るかたちとなっています。

また、病院の形態によっても年収は以下のように異なります。

病院形態 平均年収
国立病院 596万円
公立病院 565万円
民間病院 525万円

参照:中央社会保険医療協議会

国立病院では給与は規定によって定められ、どの病院でも同額の年収となっています。
また定期昇給制度が設けられているため、勤務年数に応じて年収アップも見込めます。

一方、民間の病院では、平均年収が低く設定されていることが多いようです。

病院薬剤師のキャリアアップの方法

□病院薬剤師のキャリアパス:一般薬剤師→薬剤主任→薬剤部長 昇進以外にキャリアアップを目指す方法は、資格の取得→資格保有者には基本給に加え資格手当が上乗せされるケースも多い

病院薬剤師のキャリアとしては、一般薬剤師→薬剤主任→薬剤部長とステップアップしていくのが一般的です。
役職に就くことによって、年収アップも見込めます。

しかし、病院薬剤師の人員の入れ替わりは稀で、ポストの空きがない限りなかなか昇進の機会が巡ってこないのが実情です。

そのため、昇進以外にキャリアアップを目指す方法として「資格の取得」が挙げられます。
資格取得により薬剤師としての専門スキルの証明になるほか、資格保有者には基本給に加え資格手当が上乗せされるケースも多いです。

しかし、資格の種類が多岐にわたること、業務外に資格取得の勉強に励むのは相応の時間が求められることから、「薬剤師としてどの専門領域を目指すか」を明確にしておくと、資格取得への道筋も見えやすくなるでしょう。

ここまで病院薬剤師の仕事内容や平均年収・キャリアパスについて見てきました。
では、これから病院薬剤師への転職を目指すにあたって、どのような点を意識すべきなのでしょうか。

薬剤師としての、今後のキャリアパスを明確にする

薬剤師としての目標を明確にすることで入職先の選択もしやすくなる

病院薬剤師として、どのようなキャリアを積んでいきたいか」という目標を明確にしておくことで、入職先の選択もしやすくなるでしょう。

病院薬剤師として入職後は、調剤業務の基礎を学んだ後、病棟業務や製剤業務などを経験しながらキャリアアップしていくのが一般的です。
どの分野に携わる薬剤師になりたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかによって、目指す病院形態も変わってくるでしょう。

また、院内で勉強会を開催していたり、学会や後援会への参加支援をするなど、その病院ならではの制度もさまざまなので、情報収集をしっかり行えば入職後のミスマッチも避けられるはずです。

中途採用の募集は「欠員補充」が大半。こまめな求人チェックを

日ごろから小まめに求人情報をチェックし、視野を狭めずに幅広く情報収集をする。

病院薬剤師の募集は新卒採用が多く、中途人材の募集は「欠員補充」の場合であることが大半です。
そのため、目当ての求人がすぐに見つかるとは限りません。仮に求人を見つけたとしても、同じように病院薬剤師を目指す転職者も多く、倍率は高くなることは覚悟しておくべきでしょう。

求人情報に関しては、日ごろから小まめにチェックしておくことをおすすめします。
特に新設される病院では大規模に人員募集がされる場合もあるほか、国公立大学の附属病院では地方の分院で募集をかけていることもありますので、視野を狭めずに幅広く情報収集をするとよいでしょう。

また、自分一人で情報収集をするよりも、薬剤師の求人情報を専門に扱う転職エージェントサービスの活用もおすすめです。

転職エージェントに登録し、業界の最新情報や求人を紹介してもらう

薬剤師向けの転職エージェントを活用して非公開求人の紹介や、プロのサポートを受ける。

薬剤師向けの転職エージェントは国内に複数あります。

転職エージェントを使う一番のメリットとしては、「非公開求人」を紹介してもらえることでしょう。
エージェントを通じてのみ紹介可能な求人なので、ライバルの少ない状態で選考に臨めるのです。

また、エージェントは求人募集を行っている病院についての情報にも詳しく、どのような雰囲気の職場なのかといった情報も共有してもらえるでしょう。

応募書類・面接対策もしてくれるほか、入職先との年収交渉なども無料で行ってくれるため、病院薬剤師の転職活動を進めるうえでエージェントサービスへの登録はマストと言えるでしょう。

5)病院薬剤師への転職におすすめの転職エージェント

マイナビ薬剤師

話そう。ベストな転職を叶えるために。本気で話せるパートナーがいます。マイナビ薬剤師

全国に14の拠点があるため、地方の病院求人にも出会えます。直接会ってサポートしてもらえるので、じっくり相談しながら転職したい人におすすめです。

マイナビ薬剤師は、株式会社マイナビが運営する薬剤師に向けた転職エージェントです。

人材業界で最大手の株式会社マイナビが持っているネットワークを活かし、業界でもトップクラスの求人を保有しています。

また、「エージェントのサポートが丁寧だった」という口コミも多く、エージェントの質の高さにも定評があります。

面談会場も全国に14会場あるので、対面でのサポートを希望する方にもおすすめです。

マイナビ薬剤師の特徴

特徴
  • 薬剤師求人国内トップクラス。4割は非公開求人
  • 全国に15の拠点。サポートは「対面」がメイン
  • Uターン・Iターン、年収アップなど、目的に合わせた相談会を実施
対応エリア|利用者層 全国|全年齢
病院薬剤師の公開求人数
(2024年9月時点)
約3,600件

ファルマスタッフ

薬剤師の利用者満足度96.3%! 求人票からは読み取れない職場の情報を教えてもらいたいなら、ファルマスタッフがおすすめです。

ファルマスタッフは、株式会社メディカルリソースが運営する医療業界専門の転職エージェントです。

グループ企業である大手薬局チェーン「日本調剤」が培ってきた教育法を活かした転職サポートを行っているので、薬剤師としてのキャリアアップにおすすめの転職サービスです。

ファルマスタッフでは、全国に12拠点を構えており、「対面での面談」を重視しています。
各支店には、それぞれの地域に詳しいコンサルタントが求人情報だけではわからない情報も教えてくれます。

ファルマスタッフの特徴

特徴
  • 日本調剤の教育ノウハウを活かしたスキルアップ研修が受けられる
  • 全国に12の拠点があり、対面での相談もしやすい
  • 高時給・福利厚生完備の派遣求人も豊富
対応エリア|利用者層 全国|全年齢
病院薬剤師の公開求人数
(2024年9月時点)
約3,500件

薬キャリAGENT

薬剤師専門転職支援サービス。薬キャリAGENT

レスポンスの早さに定評あり!「なるべく早く転職したい」人におすすめの転職エージェントサービスです。

薬キャリAGENTは、薬剤師の登録数No.1(※)の転職エージェントサービスです。
※エムスリーキャリア調べ

エージェントによる専門性の高いサポート内容に定評があり、独自のネットワークによる「非公開求人」の紹介もしています。
「より良い条件の職場はないか」「自宅から近い職場で働きたい」など、求職者の意向を汲んだ求人紹介・サポートが期待できるでしょう。

また、求人募集を行っている職場については、人間関係や休みの取りやすさなどを担当エージェント自らが確認しています
ミスマッチなく理想の職場で働きたい薬剤師の人は、薬キャリAGENTの利用をおすすめします。

薬キャリAGENTの特徴

特徴
  • 調剤薬局・病院・企業の薬剤師求人が豊富
  • レスポンスが早く、スムーズに転職活動ができる
  • 専門性の高いエージェントがサポートしてくれる
対応エリア|利用者層 全国|全年齢
病院薬剤師の公開求人数
(2024年9月時点)
約1,500件

リクナビ薬剤師

認知度No.1の薬剤師求人サイト。リクナビ薬剤師

大手人材会社リクルートが運営しているため、様々な「非公開求人」に出会えます。転職のノウハウも十分なので、満足のいくサポートがもらえるはずです。

リクナビ薬剤師は、株式会社リクルートメディカルキャリアが運営する薬剤師専門の転職エージェントです。

人材サービス最大手リクルートのネットワークを持っており、豊富な求人数に定評があります。

さらにリクナビ薬剤師は、全体求人の70%以上が非公開求人となっています。リクナビ薬剤師でしか出会えない求人も多いでしょう。

リクナビ薬剤師の特徴

特徴
  • 非公開求人は全体の7割以上。希少性の高い求人に出会える
  • 高収入の求人が多い
  • スピーディな対応で最短3日で転職可能
対応エリア|利用者層 全国|全年齢
病院薬剤師の公開求人数
(2024年9月時点)
約500件

まとめ)病院薬剤師の転職成功のカギは「明確なキャリアプラン」と「こまめな情報収集」

ここまでの情報を振り返ってみましょう。

病院薬剤師のやりがい

  • 最先端医療の知識を身につけられる
  • 業務が多岐にわたるのでスキルアップに繋げやすい
  • 患者様と密なコミュニケーションが取れる

病院薬剤師の大変なこと

  • 薬剤に関しての広範な知識が必要とされる
  • 急性期病院の場合、夜勤が発生する場合が多い
  • 人間関係の板挟みによるストレスを感じやすい

病院薬剤師は業務内容が多岐にわたるため、入職後の努力が求められる一方で、やりがいも大きな仕事です。

入職先の病院を選ぶにあたっては、「自分がどんなキャリア・スキルを身につけたいか」を念頭に、こまめに情報収集をすることが大切です。

より多くの求人に触れるためにも、転職エージェントの利用も視野に入れつつ、転職活動を進めてみてください。

レビューを書く
1
2
3
4
5
送信
     
キャンセル

レビューを書く

レビューの平均:  
 0 レビュー
目次[ 閉じる ]