『仕事のワクワクを探す旅』インタビュー#11
もっくん&てっちゃん|人生と、そして「学び」を、もっともっと楽しむために、僕らがやること(プレイフルリーダーズ)

自分の気持ちに、もっと「共感」してみよう。
「ワクワクすること」を、仲間と一緒に創り上げていこう。
子どものころは「勉強なんてつまらない」と思っていたけれど、パソコンとの出会いが世界を変えたもっくん。
一方、高校の数学でつまずき、挫折を味わいながらも「対話」の力に活路を見出したてっちゃん。
そんな二人が挑戦し続けるのは、「学ぶこと」そのものを、もっと楽しく、もっと自由にすること。
自分の気持ちに“共感”するってどういうこと? ワクワクを取り戻すきっかけはどこにある? そのヒントを、一緒に探っていきましょう。
目次
1)僕たちは、「学校の勉強」が苦手だった

国語も美術も苦手だったけど、一つだけ熱中できるものがあった(もっくん)
──もっくんは「北海道の出身」と伺っております。どんな幼少期を過ごされていましたか?
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はい。北海道の帯広生まれです。
父の実家は農家(父はサラリーマン)、母の実家は牧場でした。父の実家にいくといつも、ジャガイモ畑がどこまでも広がっていました。小学生の頃よくやっていたのは、鬼ごっこやかけっこ、それから大根抜き笑。
他の同級生が習い事でやっていた水泳やサッカー、書道や英会話といったものには全然興味を持てなかったんですよね。それから、学校の勉強も。国語や美術については「興味ない」というよりも「苦手」だった笑。
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ただ、一つだけ「これ、面白い!」と思えるものがあったんですね。それが、パソコン(コンピュータ)。小学校の頃にパソコン教室に通わせてもらって、当時はWindows98 だったのかな?キーボードを人差し指でカタカタ打つと画面に文字が出て、マウスを動かして線を引いていくうちにドラえもんが描けて。そういうのが楽しかった。
国語で文章を書くのは苦手だけど、パソコンだったら長文を打つのもそんな苦じゃない。「この絵を描きなさい」って言われると「えー」って嫌な気分になるけど、「パソコンを使って描きなさい」と言われれば、「どうやってやろうかな!?」って前向きな気持ちになれる。そういう、テクノロジーとの出会いによって、できることの幅の拡がる感覚が、小中学生くらいの頃からあって。
それから、当時はまだパソコンを日常的に使っている人ってそれほど多くなかったんですよね。周りの人たちよりもコンピューターがちょっとできることになんか自慢げになっている自分もいました笑。
──卒業後は、どのようなキャリアを歩まれましたか?プレイフルリーダーズの運営パートナー「てっちゃん」との出会いについても教えてください。
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大学院生の頃、聴覚障害の学生に対する情報保障(情報を入手するにあたり必要なサポートを行うこと)をする機会があったんですね。
そこで「話す・聞く」以外のコミュニケーションを用いて学びを伝えていくなかで、「いろんな人たちの『学びたいけど学べない』という状態をなくしたい」「テクノロジーを使って、学びに没頭できる環境を創りたい」という気持ちが強まっていって。僕自身も学びの場としていろんなワークショップに参加していて、「教育をどういう風にデザインするか」という、教育プログラムの分野により関心が向くようになりました。
Tips1 「ワークショップ」とは
ワークショップは、参加者が主体的に学びや体験を通じて知識やスキルを深めるための集まりや活動を指します。一方的な講義ではなく、対話や実践、共同作業を通じて学びを深める点が特徴です。
参加者が自由に意見を交換したり新しい視点を得たりする場として、教育、ビジネス、地域活動などさまざまな分野で活用されています。
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青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム(※Tips2)を受けた際に、修了生の活動紹介ページに「年間150回のワークショップをやってます」って紹介されている人を見つけて、それがてっちゃんだったんですけど。
僕と同年代だったことと、「年間150回って、どんなだ?」って気になってチェックしたのがきっかけです。
Tips2 青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム
青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム(WSDプログラム)は、教育やビジネス、地域社会などさまざまな分野で活躍する人材を対象に、参加型の学びや創造的な場を設計・運営するスキルを学ぶプログラムです。
講義や実習を通じて、対話や協働を促進する場の設計手法、ファシリテーション技術、実践的なプロジェクト運営能力を習得します。
「授業が分からない」は、自分だけが原因じゃない(てっちゃん)
──続いて、てっちゃんの経歴も伺えればと思います。どんな幼少期を過ごされましたか?
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実家は山梨県で、親は消防士でした。
思い出深いのは、小学校6年の頃家族で海水浴に行ったときのことですね。ちょうど台風が来て海は大荒れ、もちろん泳げるような状態ではなかったんですけど、そこでまだ海にいた子どもが流されちゃったんです。そしたら父親がバッと走り出して海に飛び込んで、その子は無事救出されました。
──すごい。それを見て、消防士を目指そうと?
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いえ、その逆でした笑。その時の父親の行動がもう凄すぎて、「これは俺には無理だ」って思っちゃったんですよね。それまでは漠然と親の職業への憧れもあったのですが、この時に消防士への道は閉ざされました笑。
続いて目指そうと思ったのが、歯科医です。叔母が歯科医をやっていて、親戚で集まったときに「将来跡継ぎをどうしようか悩んでいる」という話を聞いて、「歯医者なら目指せるかも?それに、叔母の後を継げたらお金稼げそう」って、これもまたずいぶん安直な動機ですけど笑。
それで高校は理系を選んだんですね。ただ、数学がとことんできなかった。テストの結果は30点、しかも高一で教わった基礎が分からないままだったから、高二になってからはどんなに勉強しても理解が進まらず、一層の迷走状態になって。さすがにこのままではまずいと思い、高校三年の夏になって文系に転向しました。
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大学受験もいちど失敗して、浪人生活。もう挫折しまくりの10代です苦笑。──だけど、予備校に通っていた際に、はじめて「勉強が楽しい」って思えたんですね。
その理由は、予備校の先生の教え方がとても上手だったから。そこで思ったのは、「『勉強ができない』『授業が分からない』のは、自分の能力だけの問題じゃない」ということ。学びって、教わる人と教える人の両方がいて初めて成立しますよね。そして、その場自体の空気、雰囲気もあって、それらの状態や組み合わせ次第で授業は楽しくもなるし、つまらなくもなる。
そして「楽しい」と感じられた時、人はどんどん成長していける。事実、僕は予備校時代になって成績を大きく伸ばしていくことができたから。
──その経験が、教育系の仕事に進むきっかけになったのですね。
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はい。ただ、その後もセンター試験でマークミスして第一志望の大学を落としてしまったり、大学に入って「英語は得意なはず」と思って留学してみたら、それまでの勉強がまったく役に立たず愕然としたりと、迷走は変わらず続けていましたけど笑。
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だけど、確かな手ごたえを感じられることもありました。
大学生のときに国際ボランティアで「夏休みに小学生に英語を教える」っていうプロジェクトがあったんですね。
コンセプトは、「英語を英語で教える」。分からない英語があっても日本語を使わずに、いま分かっている英語を使って、小学生と一緒に「どういう意味か」「何を伝えたいか」を考えながら進めていくんです。そこで重要になるのは、相手に伝えよう、共有しようという想いであって、文法や発音の正確さはそこまで重視されません。この「答えを一緒に創っていく」感覚が、めちゃくちゃ楽しかったんですね。
ただ、そういう学び方って、日本の学校教育ではほとんど見られない。教育実習をしたときにそのことを痛感して、「もっと『教え方をアップデートしていく』仕事がしたい」と思うようになりました。
お互いに「人に教える仕事」。だけど、やり方はけっこう、違ってる
──お二人が初めて顔を合わせたときのことを教えていただけますか?
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はじめて会ったのは30代になってからだよね?
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そうそう。吉祥寺のカフェだった。共通の知り合いがいて、繋げてくれたんだよね、たしか。
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それでお互いにワークショップの企画や運営をやっていて、興味・関心の分野も重なるところが多くて、「(意識しているところが)近いね」って話をして。──でも、やり方というか、アプローチは結構違ってたよね。
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そうだね。僕はとにかく「参加者同士の対話」に重きを置くワークショップで、使う道具は模造紙とポストイットとか最低限で、投影するスライドもシンプルにまとめること多かったけど、もっくんは凄かった笑。なんかコンピュータを使ってワークショップ中の受講生の身体の動きを認識させたりしてたよね?
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懐かしい笑。学生向けのプログラミング体験ワークショップで、Kinectというセンサーを活用して、身体の動きをパソコンで読み取る仕組みを取り入れたりしてたね。
絵本をテーマに、プログラムを活用して作品を作る内容で。例えばあるチームは、「童話シンデレラのアナザーストーリーを考える」っていうテーマで、「最後の階段を駆け上がるシーンで、実は階段が100段もあった!」というアイデアが出たときに、参加者はそのシーンで腿上げを100回しないとクリアできないゲームを1時間でつくるとか笑。
──面白そう笑。学びの場を提供する際に、それぞれが大切にしている考えがありましたら教えてください。
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とても好きな比喩(メタファー)があって、それは「綺麗な青い蝶を追いかけて、気付いたらとても高い山に登ってた」。つまり、好きなことに没頭していたら、知らずに成果が出ていた、成長していた、という状態です。
「やりたいこと、熱中できること」と「成果を出すこと、成長すること」を分離せずに、気付いたらその2つが両方ともできている。そういう学び方が、とても貴重だと思っています。
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僕は、一人ひとりが持つ知恵や経験が、対話によって共鳴しあう効果に可能性を感じていて。他者と対等な立場でコミュニケーションを取ることによって発生する相互作用を通じて、新たな気づき・発見を得て、そしてそれを共有する。
たぶん多くの人にとって、これまでの人生に無意識的に行ってきたことだと思うけど、それを意識的に行って、「学びたい」「成長したい」というモチベーションにうまく繋げてあげる。そして何より、楽しんで学べる場にしていけることですね。
2)「学ぶ=わかる」ではなく、「学ぶ=創り出していく」

プレイフルリーダーズについて
Tips3 プレイフルリーダーズ
プレイフルリーダーズは、多様な背景を持つ個人が共に学び合い、実験しながら新たな発見や創造を目指す学びとコミュニティのプラットフォームです。
単にスキルや知識を学ぶ場ではなく、参加者同士の対話や協働を通じて、「どうやったら実現できるか」を共に模索します。
教育工学や学習環境デザインの知見を活かし、理論と実践を大切にした場づくりが特徴です。多様な可能性を引き出し合える、闊達なコミュニティを目指しています。
──プレイフルリーダーズの活動についても教えていただけますか?
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プレイフルリーダーズの活動内容は、一言で言えば「学びを楽しむ場を作る」こと。参加者同士が対話や共同作業を通じて新たな発見を得られるようなワークショップ・イベントを企画しています。
活動目的は、「学び」に対するポジティブな感覚を広めることです。勉強というと、義務的でつまらないものと思われがちですが、僕たちはそれを「楽しいからもっとやりたい」と思えるものに変えたいと考えています。学びが楽しいと感じられれば、人の可能性は無限に広がっていきますから。
──「これを学ぶ」といった講座・ワークショップ形式のサービスというよりも、コミュニティサービスのような形ですか?
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どっちもだと思います笑。
多分、「学び」への捉え方が少し違うので、分かりにくいのかもしれません。
世間一般で言われている学びって、いわゆる「何かができるようになる(Can)」ためのプロセスですよね。でも、僕らが意識しているのは、「学ぶ=どうやって創り出すかを考える(How)」ということ。そして、創り出したものをみんなで分かち合う。
たとえば英語だったら、英語力──ライティングやリスニングを習得して、それで終わりではなくて、実際に英語でコミュニケーションを取って、色んな気付きや発見、そして新しい機会を創り出していく。そこまで含めて学びで、それはきっと「ここまでやれば終わり」はない。
「できるようになる(Can)」は、どうしてもできない理由に目が行ってしまいます。だけど「どうやってやるか(How)」は未来進行形なんですよね。
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プレイフルリーダーズの実際の流れは、3ヵ月の期間内に6~7回、対面のワークショップを開催します。プログラムは、その回に参加する人たちによって変えています。事前にヒアリングをさせてもらって、「この参加者たちとだったら、こういう体験ができそうだな」っていうイメージをつくっていく。もちろん、プログラムが始まってからも、微調整していきます。
How can we do it? (どうやってこれを、みんなで実現していこうか?)

グラフィック:ひろさん(上田裕之)
──プレイフルリーダーズの活動で、大切にしていることについて教えてください。
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大切にしているのは、「Can I do it?(自分にできるかな?)」という不安から、「How can I do it?(どうやったらできるかな?)」という挑戦への意識に変えること。
そしてプレイフルリーダーズでは、さらにその一歩先の「How can we do it?(どうやってこれを、みんなで実現していこうか?)」という、協力し合いながら前に進む形を目指しています。
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一人ひとりに強みや可能性があるわけで。「これだけ面白いユニークな人が集まりました。ここでは存分に実験ができてそれを全力で助け合う仲間がいます。好きにやっていきましょう」っていう感じかな笑?
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もちろん参加者は現在のお仕事もあって、ワークショップを終えたらそれぞれの生活に戻るわけですが、関係は続きます。「最近どう?」と雑談したり、「これどうなんだろう?」と少し悩んだ時に壁打ち相手になってくれたり。
前回の参加者の一人から、「3ヶ月の学びが終わったあとも、本当に繋がってるって感じた」という感想をいただいたんですが、プログラムの中で産まれたエネルギーは、それから先の人生も緩やかに続いていく。
そういう意味でいうと、「コミュニティ」という要素はとても強いかもしれませんね。
3)毎日をもっとワクワク過ごすために
「学んでみよう」「新しいことをやろう」という気持ちが湧かないときは?
──そもそも学びを始めること自体に、「楽しみを見いだせない」「それだけの気力がない」という人もいると思うのですが、「こうするといいよ」といったアドバイスはありますか?
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まずは一度、現状を振り返るというか、自己評価してみるといいんじゃないですかね。
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でも、きっとそれ自体も難しいことってあるよね。自分の状態を可視化できる体重計みたいなものなんてないからね。
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だから行動しながら、自分を探っていく感じですね。
「自分は今こう思っている」ということをノートにまず書き出してみるとか。人はやっぱり、アウトプット(行動)しないと自分のことって見えてこないから。「新しい行動ができないくらい、今の余裕がない」という人は、とりあえず早起きしてみたり、ご飯のメニューを考えたり、スキマ時間に本を読んでみたり。
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地元の銭湯に行って、熱い湯に浸かって、「わーーー!」ってなってみるとか笑。
「ちょっと映画観たいな」って思ったら、Netflicksとかのサブスクで済まそうとせずに、映画館に行ってみる。スマホを1時間絶ってみて、その時間で何かに没頭する。地元の友達に会って、昔話をしたり。今できることをリストアップして、少しずつカードを切っていく。それで今の悩みがすべて解決されるわけじゃないけど、一旦リセットした状態で、そこで改めて自分の創り出したい現実を考えてみるとか。
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可能性を感じられなくなるくらい閉塞感があるときって、多分、どこかに強烈な思い込みがあったりするからね。いつもと違う行動をしていくと、そういうのにも気付きやすくなる。
「コーピングリスト」っていう考えがあって、カウンセラーの人が良く使う手法なんですけど、要はストレスや困難な状況に直面した際に、自分を助けるための対処法(コーピング)をリスト化しておくんです。
Tips4 コーピングリストとは
コーピングリストは、ストレスを感じたときに気分を落ち着けたりリフレッシュしたりするための「自分だけのリスト」です。
具体的には、散歩や音楽を聴く、深呼吸する、好きな本を読むなど、自分がリラックスできる行動や活動を書き出しておきます。ストレスを感じたときにこのリストを参考に行動することで、気持ちが整いやすくなります。
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例えば「甘いものを食べる」、「散歩する」、「自然の豊かな場所に行く」、それから「大好きなアーティストの音楽を聴く」。自分なりのリストを作ってみる。
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シンプルなやつだと「ぎゅーって手を握ってみる」「深く深呼吸する」っていうのもあるよね。
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リストを作っていくと、結構色々出てくるよね。僕の場合は、「ウッドウィック」っていって火を灯すと暖炉のように”パチパチ”と音がなるキャンドルがあるんだけど、朝のちょっとした時間にそれをするとめっちゃ落ち着く笑。
Tips5 「ウッドウィック」
ウッドウィック(WoodWick)は、アメリカ発の高品質なキャンドルブランドで、特許取得済みの木製ウィック(芯)が特徴です。この芯は、点火すると暖炉のような「パチパチ」という音を奏で、視覚・聴覚・嗅覚で楽しむリラックス体験を提供します。
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同じアクションでも、効果は人によって違うから。試しにやってみて続かなかったとしても、あまり深刻になり過ぎないことです。
「毎日日記つけようと思ってたのに、2日で辞めちゃった」となっても、へこまない笑。そうしたら別のカードを切っていけばいいだけだし、それに日記だって「友だちと一緒にやる」だったり、ほんのちょっとアレンジすることで続けられるかもしれないから。
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いつの間にか習慣化の話にもなっちゃったけど笑。要は、自己共感だと思うんですよね。自分を批判したり否定するのではなく、あたかも他者に共感するように、自分に優しく接すること。そういう時間を、大切にする。
自己共感:自分で自分を、「共感」すること
──「自己共感」という言葉はあまり馴染みがなかったのですが、詳しく教えていただけますか?
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自己共感とは、自分自身に共感してありのままを認めて受け入れる気持ちのことです。
簡単に言うと、「今、自分はどんな気持ちなのか」に目を向けること。結局、感情はシグナルなんですよね。自分が大切にしているニーズが、満たされているかどうかのサイン。満たされていればポジティブになるし、満たされていなければネガティブになりやすくなります。サインを自覚できるようになれば、自分からポジティブな方向に持っていけます。

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今って、SNSとかショート動画とか、スキマ時間を埋められる便利で楽しいコンテンツが世の中に溢れかえってますよね。でも、そこに時間と意識を持っていかれると、結果的に自己共感をする機会が減っていってしまいます。だから自分の気持ちが現実として見えにくくなるし、本当の気持ちにも気づきにくくなる。
これだけ膨大な情報の波に覆われていたら、ある程度そうなってしまうのはしょうがないのかもしれないし、環境は変えられないかもしれない。だから、「これが今ある世の中だ」ってことも認めることも大事で、その中で何ができるかを考えていくことだと思うんです。
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さっきお話した「コーピングリスト」も、自己共感に向けてのアプローチと言えますよね。
そして、自己共感が進むと、他者にも共感できるようになる。「なんか、相手がイライラしてる」と思ったら、その人のその感情もシグナルなわけだから、どんなニーズが満たされていんだろうって、相手の根っこにあるものを感じ取ってみる。
すると、相手は「話を聞いてくれた」「気にかけてくれた」って感じて、より深いところで気持ちが繋がります。それは、相手のニーズを満たすための「私が一緒にできること」を見つけられる機会にもなるかもしれない。それもまた「How can we do it?(どうやって、私たちでやっていこうか?)」ですよね。
そうした機会を多く持つことで、私たちは、自分自身と相手、そして世の中に対して、一層ポジティブに接していけるのではないでしょうか。

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学びって多様なんだ、知識や何かをミッションを成し遂げるためじゃなく、自分らしく生きていくために本当に心動かなされる何かが必要だなと。難しく考えず「How can we do it?(どうやってこれを、みんなで実現していこうか?)」って、これからずっとだなって。
最近あまり仕事がうまくいってないことがあり、周りから共感得られてないって感じていた自分に、まず自分で自分を共感しなきゃって。
いろんな普段感じきれてない学び?、自分を生きるための学びを得ました。