『仕事のワクワクを探す旅』インタビュー#10
ハラミちゃん|音楽はタイムマシーン。人は「未来の目標」だけでは幸せになれない。
音楽を通して記憶を辿ることで、私たちは過去に彩りを見いだせる。
YouTubeのチャンネル登録者数226万越え、動画総再生数8億回以上(2024年現在)。
多くの人から親しまれるピアニストとして、今もなお精力的に活動しているハラミちゃん。
ですが、これまでの人生は決して平坦ではありませんでした。音大受験での挫折、社会人生活での葛藤、そしてストリートピアノとの出会い。
今回のインタビューでは、彼女の心の軌跡を辿りながら、音楽が持つ力、そして「仕事や生活にワクワクを感じられない」と感じている私たちへのメッセージに耳を傾けてみます。
目次
1)4歳から、ピアノと共に過ごした20年間
私は、ピアノを弾いている時だけ「ヒーロー」になれた。
──はじめに、ハラミちゃんがピアノをはじめたきっかけと、「ピアニストになろう」と思った時期について、教えていただけますか?
ピアノを始めたのは、4歳のとき。兄がピアノを習っていて「私もやりたい」と思ったのがきっかけです。
「自分はピアニストになるんだ」と意識し始めたのは、小学校に入った6歳の頃です。
その時にはもう、ピアノ教室の先生から音大の受験対策本を渡されていましたので。私は「宿題をやっている」感覚だったんですけど笑。
それから、学校で音楽の授業のあとの休み時間に、クラスメイトからいつも「あの曲を弾いて」ってリクエストを受けていたんですね。弾いていたのは、ジブリ映画や、当時のアニメやドラマの主題歌とか。
私は勉強も運動もできなかったので、ピアノを弾いているときだけヒーローになれたんです。
──クラスメイトから受けたリクエストで、印象的だったものはありましたか?
アンパンマンの曲を弾いていたときに、友達から無茶ぶりで「バイキンマンに倒された、弱々しいアンパンマンを弾いてみて」って言われたことですかね笑。
最初は「何それ」と思ったんですけど、自分なりにアレンジして弾いてみたら、それがすごく受けて。──ちょっとした遊び心から曲をアレンジして、周りの人たちが面白がってくれる、そういう即興の楽しさはこの頃に覚えた感覚があります。
「あなたはピアニストにはなれない」と言われて。
──その後、中学・高校と進まれて、特に印象深かった出来事では何がありましたか?
高校生の時、音大受験に向けてより本格的なレッスンを受けようと新しい音楽の先生に変えたのですが、そのレッスン1日目に「あなたピアニストになれないから、音楽教師になりなさい」って言われたことです。
──それは辛い…。厳しい先生だったんですね。
はい。でも、ここまでピアノに人生をかけてきたんだから、もう音大に行くしかもう道はないと思っていて。それで音大への受験勉強は続けたんですが、受験の7日前に突発性難聴になってしまったんです。
病院で治療して回復しましたが、その結果第一志望の音大は落ちてしまって、なんとか第二志望のところから合格をいただけて。──とにかく苦しかった。それがこの時期のいちばん思い出深かったことですね。
──そのときの気持ちについて、詳しく教えていただけますか。
突発性難聴になったときは、「自分の人生、ここまでか…」という気持ちでした。
第一志望の音大に落ちたときは、なんだろう…、これまで「自分なら行ける」って信じて頑張ってきた自分と、「自分なんか無理だ」と考えている自分のどっちもいたので、「やっぱり自分は行けない人なんだな」って知ってしまったような感じ。
すごく悔しかったかというと、そういうわけでもなかったんです。
仲間で音楽を創り上げる楽しさ
──音大に入ってからは、いかがでしたか?
実は、音大では授業を結構さぼっていました苦笑。
4歳の頃からずっとピアノばかりしていて、他は殆ど何もしてこなかったので、「なんかそろそろ違うことやってみたい」って、大学デビューじゃないですけど笑。
それで始めたのが、他の大学で募集していたバンドサークルだったんですね。
クラシック以外の音楽に本格的に触れたのは、それが初めてでした。基本の弾き方やリズムの取り方が全然違うということで、これまでの音楽教室ではJポップや洋楽を弾くことが禁じられてましたから。
クラシックは「楽譜通りに弾く」ことが前提ですが、バンドの場合はコードを決めて、あとは比較的自由ですよね。
それから、バンドではキーボード担当の私と皆が音を合わせていく。これまでピアノを弾くときは大抵1人でしたが、皆と深夜中セッションしたりして、そういう仲間で音楽を創り上げる楽しさを学んだり。
──いいですね。楽しそう笑。
はい笑。すごく楽しかった。
音大の4年間は、クラシックの勉強やピアノそのものからちょっと逃げていた時期だったのかもしれません笑。
サークルの人たちとの出会いも、とても大きかったです。皆、私よりも遥かに偏差値の高い大学の人たちだったんですけど、勉強できて楽器もとても上手く弾けるんですね。
でも、そんな子たちが就活時期になると、当たり前のように、音楽の道ではなくて普通の企業に就職を決めていくんです。「音楽は趣味」と割り切っている彼らの姿がまた、すごくカルチャーショックでした。
自分は音楽しかやってこなかったのに、この子たちは片手間の趣味でこんなに上手かったんだということに、なんかびっくりしちゃって笑。
──振り返ってみて、この時期にバンド活動をやってよかったと思いますか?
そうですね、やってよかったと思います。
2)「社会人の私」が、選んだ道
ピアノとは別の、もう一つの武器を探して。
──大学卒業後はIT系の広告会社に入社されたと伺っています。IT業界を選んだ理由について教えていただけますか?
これまでずっとやってきたクラシックは「伝統的」で、「古典的」。それらの部分ももちろん魅力があると思ってましたが、その世界にずっといたからこそ、違う世界に飛び込みたいと思ったんです。
これまでの人生の20年間をかけて、私はクラシックピアノという武器を手に入れたので、もう片方に持つ武器は全然真逆の、新しくて拡がりのあるものにしようと。
それで選んだのがIT業界でした。その二つの武器を持つことで、世界中に自分の表現を届けていけるような、唯一無二の存在になれるかもしれないと思ったんです。
それまではパソコンに触れたことすらなかったんですが笑。
──未経験からのIT業界の仕事は、大変ではありませんでしたか?
本当に大変で、はじめの頃は毎日号泣してました。もう「3日で辞めよう」と、通勤の定期券すら買いませんでしたから笑。
ただ、こんなマイナスからのスタートの私を、周りの方はすごく丁寧に教えてくださったんですね。そして、とても優しかった。
段々と「これは裏切れない」という気持ちになって、やがて「恩を返したい」という感情に変わっていって。働くモチベーションとして、それが正しいものだったのかわからないんですけど。
その後、部署内でMVPにも選ばれたのですが、そのときはもう、もはや「歯止めが利かなくなる」くらい仕事一筋でした笑。
──すごい笑。なぜ、「歯止めが利かなくなる」ほど仕事に打ち込められたのでしょう?
これまでのピアノレッスンの習慣が大きかったんだと思います。
与えられた課題や自分ができなかったところを、次の週のレッスンまで120%までに仕上げないとめちゃくちゃ怒られましたので。やりすぎて損はないというか、やらない方が怖いみたいな環境でずっとやってきたので、仕事においてもそのノリでやっていました。
ですが、そんな働き方は、やっぱり無理があった。どんどん疲労とストレスが嵩んでいって、そのうちチームで仕事を進める難しさにも悩むようになって。──とうとう心身ともに調子を壊してしまって、休職することになりました。
休職中は、ずっと布団の中。
──休職期間中は、どのような状況でしたか?
まさに「魂が抜け殻」のような状態でした。一日中布団から出られず、ただスマートフォンを眺めて過ごしていました。それさえも疲れたら、天井を見つめて──。そんな日がずっと続きました。
「さすがにこのまま、ずっと引き篭ってばかりではまずい」と思い焦りはじめた頃、会社で仲良くしていた先輩から「東京都庁にストリートピアノというものがあるらしいから、一緒に行ってみないか」と声をかけられたんですね。
Tips1 ストリートピアノ
写真:東京都庁の展望台にあるストリートピアノ
引用元:https://xn--gck6bvil99ntnk.com/archives/1031
ストリートピアノとは、駅や公園、商業施設などの公共の場所に設置された、誰でも自由に弾けるピアノのことです。初心者からプロまで気軽に演奏でき、通りすがりの人が聴いて楽しむことも魅力の一つです。
音楽を通じて交流が生まれる場として、そして手軽に音楽を楽しめるきっかけとして、多くの人に親しまれています。
その先輩は、まだ私が元気に働いていた時にも「食べ歩きYoutuberを一緒にやらないか」と誘ってきたことがあって笑。
その時はYoutubeに全く興味なかったので断ったんですが、今回は私も「そろそろ外に出て活動しないと」と思っていたところでしたし、かつ目的がピアノだったこともあって、誘いに応じました。
──それで、都庁のストリートピアノで演奏されたのですね。
はい。ピアノの椅子に座るのは本当に数年ぶりでした。鍵盤に手が触れたその瞬間、すごいアドレナリンが出て笑。
演奏したのは、RADWIMPSさんの「前前前世」。
演奏中、興味津々に見ている周りの人たち。私も小学校の頃にクラスメイトからリクエストを受けて弾いていたの思い出したりして、──「みんなの前でピアノ弾くのって、やっぱりすごく楽しい」って思えて。
演奏し終えたときに、周りで聴いていた方々から拍手をいただけたんですね。それがとても嬉しかった。
そして、同じように笑顔で聴いてくれていた会社の先輩(彼は演奏中の私をずっと撮影していました)が、こう言ってくれました。
「人生は、笑った回数が一回でも多い人が勝ちだよ」
もういちど、ピアノの道をチャレンジしよう。
Tips2 YouTube「ハラミちゃん〈harami_piano〉」
チャンネル:@haramipiano_main
2019年6月から本格的に活動開始したハラミちゃんのYoutubeチャンネル。
「ピアノを身近な存在にする」を目標に、2024年現在の登録者数226万越え、動画総再生数は8億回以上。
東京都庁や京都駅、仙台空港、2023年にはフランスパリなど、日本全国、世界各地のストリートピアノ動画で多くの人から親しまれています。
チャンネルの運営兼ハラミちゃんのマネージャーを務めるのは、前述のエピソードで「人生は笑った回数が一回でも多い人が勝ち」と話した会社の先輩です。
──都庁での演奏はYoutubeでも大ブレイクしましたね。その後の活躍は多くの人が知るところだと思いますが、特に印象深かった演奏がありましたら教えてください。
印象深かった演奏は本当にたくさんあったのですが、特によく思い出す演奏が2つあります。
ひとつは、ストリートピアノを始めて1年ほど経ったときのことです。東京の川崎で演奏をする際に、ひとりの女の子から「亡くなった母が好きだった曲を弾いてください」とリクエストを頂いたんです。
「木蘭の涙」(スターダストレビュー)という曲で、演奏してすぐ女の子の目から涙がとめどなく流れ出して。そして曲を奏でている間ずっと、その子の感情がダイレクトに伝わってきたんです。
出会ってからまだ数秒しか経っていませんでしたが、このとき、私たちは音楽を通して心を通わせられたんだと感じています。演奏後は、私までもらい泣きしてしまいました。
もうひとつは、パリのストリートピアノでフランス人の女性の方から「戦場のメリークリスマス」(坂本龍一)をリクエストしてくださったときのこと。
彼女は「あなたが演奏して、私は踊るわ」と言って、演奏に併せて踊ってくれたんですね。それが、私が想像していた100倍ぐらい空間を広く使うダンスをしていて「うわー、プロのダンサーの人だったんだ!」と思って訊いてみたら、「No my hobby!(いいえ、趣味で踊るの!)」って。
その子の踊りにはすごく「自由さ」があって。そういうのって日本人だと「恥ずかしい」と思っちゃったり、ときに周りの人も痛い目で見ちゃうこともありますよね。
そういう感覚はフランス人の人たちは全然なくて、表現がすごく豊かで、そして心地いいんです。
そして私も、そのほうがすごく演奏しやすかった笑。
3)みんなの前でピアノを弾くのって、やっぱりすごく楽しい
ペンライトの光に、360度囲まれて。
──2022年は武道館ライブ、そして全国ツアーも行われましたね。この時期で特に嬉しかったことと大変だったことについて、それぞれ教えていただけますか?
嬉しかったことはそれこそ沢山ありますが、なによりこれまでの約5年間の活動で、累計20万人以上の方がライブに来てくださったということですね。
一度は夢を諦めた身からすると、その事実自体がもはや信じられない笑。
「ライブに行く」って、チケット取ったり、電車やホテル調べたり、スケジュールも調整しないとですし、お金と時間の両方をすごくかけなくちゃいけませんよね。
相当「行きたい!」って思わないと実現しないというか。
それなのに、これだけ多くの方々がライブに来ていただけるっていうのが、もうめちゃくちゃ嬉しい。全国ツアーを継続できてるってこと自体が、とてもありがたいことだと思っています。
それから、武道館での初めてのライブでは観客の皆さんに360度囲まれて、一人ひとりが持っているペンライトの光がピアノのメロディーに呼応するように武道館全体で揺らめいていて、その景色がとても幻想的でした。
大変だったことは、ツアーの初めのころは音響や照明の技術スタッフの方々との連携で悩むことがありました。
やっぱり人間は誰だってミスをしますので、自分がどんなに頑張ってノーミスを達成したとしても、音響や照明でミスがあれば、それでクオリティは落ちてしまう。
最初はそういうのにもストレスを感じてて、あまり良くないんですけど苦笑、ちょっと他責というか、相手を責める気持ちに駆られてしまった時期もありました。
ですが、ツアーを続けて技術スタッフの方々とコミュニケーションを深めていくなかで、音響の方も照明の方も、当然ながらすごく頑張っていることを知って。
極限の緊張の中で、それこそ数時間ずっと水も飲めないくらいの状態で臨んでいて、ツアー中は毎晩失敗する夢を見るくらいナーバスになっていて、──それでも当日は最高のライブを仕上げるために、真摯に取り組んでくれてたんです。
舞台に立つのは私ひとりだけど、ライブを創っているのは私だけでなく、皆だったんだということ。
言葉では分かっていましたが、本当に心から知ることができた時期があって、ちょっと「大変だったこと」の話とはズレちゃうんですけど笑、それに気づけたのはすごくよかったと思います。
音楽はタイムマシーン。
──ハラミちゃんが観客の方々に音楽をお届けする際に、意識していることや大切にしていることがありましたら教えてください。
いっぱいあるんですけど、私はカバー曲を弾かせていただくことが多いので、やっぱり原曲を好きになっていただくっていうのはすごく意識しています。
自分よがりのアレンジにならないように、また技術をわーって見せるような演奏ではなく、オリジナルの曲の良さをちゃんと伝えられることを大切にしています。
──ネット上のコメントを見ると、ハラミちゃんの演奏を聴いて「元気になった」「パワーをもらえた」という声が多く見られますが、これらも意識的に取り組まれているのですか?
もちろん「楽しんでもらいたい」というのはあるんですけど、「元気になってほしい」「パワーを与えたい」というのは意識していなくて、それよりも私自身が元気で、楽しめていることが大事だと思っています。
皆を元気づけようと気遣うよりも、私が率先して楽しんでいる方が皆も元気になれると思うので。
あとは、「ピアノと音楽をもっと好きになってほしい」っていうのはすごくあります。
──音楽を好きになることによって、人はどうなると思いますか?
たとえば青春時代に聴いた曲、好きな人と一緒に聴いた曲、そのほか沢山の思い出と紐づいた曲。──それら音楽に共通して言えるのは、「過去と共にある」ということです。
明日への活力って、未来への目標だけでは湧いてこないと、私は思っていて。
「音楽はタイムマシーン」っていいますよね。「こんなことあったな」って記憶が、音楽とともに鮮明に蘇ったりすることは、多くの人が経験にあると思います。
音楽を通して過去の記憶を辿ると、その時の感情や思い出が鮮明に蘇り、これまでの人生が彩られるように感じます。
そうした感覚が、明日への活力や希望にも繋がるのではないでしょうか。
Tips3 音楽による感情と記憶の相互作用
音楽は、私たちの脳の中で「記憶をつかさどる海馬」と「感情をつかさどる扁桃体」を活発にする働きがあります。音楽を聴くと記憶が蘇ったり、当時の感情が紐づいて思い出されるのはこのためです。
ジョージア工科大学の研究では、感情のない物語を読んだ人が、明るい音楽を聴きながらその物語を思い出す実験をしたところ、その物語を楽しい話として思い出されることを実証しました。つまり音楽は、感情や記憶を特別な形でつなぐ力があるのです。
「今の生活にワクワクできない」と思ったら。
──最後に、「今の仕事や生活にワクワクできない」という方に向けて、メッセージをいただけますでしょうか。
ワクワクできない状態で私が思い浮かべるのは、「忙しすぎてワクワクできない」ケース、それから「今の仕事が自分と合わなくてワクワクできない」ケースですね。
まず、「忙しすぎてワクワクできない」。これは私もたまにあります笑。
そもそも仕事に追われて忙殺されている状態だと、ワクワクするのはちょっと無理があるかもしれませんね。──そんな中で少しでもワクワクするポイントって何だろうなと考えた時に一つあるのが、すごく小さな事柄でも「いいな」と思ったことを口に出してみること。
たとえば私だったら、もう本当に忙しい日であっても撮影現場で「とっても素敵なスタジオですね」と伝えるであったり。
忙しいときって、やっぱり誰でもイライラしがちですし、無口になりがちなんですけど、そこをあえて元気よく挨拶してみたり、相手のことを褒めてみたり、「今日のお昼ご飯は大好きなオムライス!やった!!」と言ってみたり笑。
「言霊」という言葉のあるとおり、ポジティブなことを口に出すことで気分が回復したり上がったりすることは多いですし、それはきっと忙しくてもできることですよね。
「仕事が合ってなくてワクワクできない」に関しては、一度じっくり自分を振り返る、──自己分析をしてみるのがいいと思っています。
自己分析って、多くの方は就職活動するときにやりますよね。でも、そこから「またやってみた」っていう方は少ないのではないでしょうか。
働くと人って変わっていきますよね。考え方も、価値観も。
だから、社会人になって数年働いて、現在の働き方やこれからのキャリアに悩んだり不安になったりした際には立ち止まって自己分析をするのってすごく大事かなと思っていて。
改めて自分はどういう働き方が幸せなのかなとか、今まで数年間働いてきたけど、どういったときが一番嬉しかったんだっけ、悔しかったんだっけっていう、日々流されてしまっている感情を振り返って、ちゃんともう一回自分を理解する時間を作ること。
私も休職時に、会社に戻るかストリートピアノの活動に注力するかで悩んだ時に自己分析をして、その結果すごい生きやすくなった感覚があったんですね。
私のように自己分析を機にキャリアチェンジされる方もいるでしょうし、今いる環境の中で働きやすさを見つけられる方もいると思うので。
きっと大切なのは、自分自身の本質とは何かを知ること。
休日などの時間のある時に、たっぷり休息をとってリフレッシュするのも大事ですけど、自分を改めて振り返る時間を設けてみる。──もし気が向いたら、好きな音楽を聴いてみる笑。
そして自分が本当に望んでいることをより深く感じられたとき、自然とワクワクとした気持ちも育っていくのではないでしょうか。